「ねぇ、ナイツとリアラは！？」
「！！下…！！」




2人が下を見ると…ナイツとリアラは
ワイズマンに鷲掴みにされたまま
下へ下へと、連れていかれている所だった…！





「「ナイツーーーー！！リアラーーーー！！」」




そしてナイツとリアラ、ワイズマンは消え…
アイは膝をつき涙を流した




「う、ぅ…！どうしたら…リアラ…リアラ、ぁ…！！」
「…アイ」
「…お姉ちゃん、なに…？」




ルアは下を力強い瞳で
睨みつけたまま、アイに告げた




「行くよ、助けに」
「！お姉ちゃん、」
「…私はナイツに何度も助けられてきた
今度は私がナイツを助ける番！！」
「…お姉ちゃん、私」
「アイ」




ルアはアイの肩に手をおき、
静かに語り掛けた。





「…やらなきゃ絶対後悔する
私たちはいつでも一緒、
2人いればきっとやれるわ」
「………うん！！」





ルアとアイは共に手を
固く握り…下へと飛び降りた。




「お姉ちゃん、私わかったよ」

「ルア、私もよ…
私たちはお互いに無いものを羨ましがって
妬んで避けてしまっていた」

「でももう違う、気づいたの
私たちは血を分けた姉妹
共に支え合い、よくお互いを理解して
共に信頼して行かなきゃ行けないんだって」

「「私たち二人の力で進むの」」



心から愛する彼の為に
想いを伝える為に



「 あたしのナイツへの恋心…」
「私のリアラへの恋心…」




「「愛する彼を、絶対に守ってみせる」」





その時、2人のレッドイデアが光り輝き
ルアとアイは
ふわりと浮かび、飛び上がった。