初めて目にしたワイズマンの姿に
ルアとアイは
ごくり、と固唾を飲んだ
ワイズマンは6つの手を動かしながら
リアラとナイツを睨みつける



「我が命に従わぬ魔人など要らぬ…
魔人に感情など要らなかった…！
もう貴様らの価値は無い！
貴様らの意識を全て消し去り
新たな魔神として転生させるのみ…」
「何っ！？」
「なっ、！！」



ワイズマンはそう告げると6つの手から
衝撃波を発してナイツとリアラを
攻撃し、ナイツとリアラは
その猛撃に苦しむ。




「うわぁぁぁああ！！…ぁ…」
「うぐあ”ぁぁぁぁ！！…ぅ…」

「ナイツ！！！」
「リアラ！！！」



リアラとナイツは絶叫し苦しみ…
やがて意識を失い、倒れ
ルアとアイは
絶望に苛まれながら彼らの名を呼んだ、が
彼らの目が開くことはなかった。



「ナイツ…そんな…！」
「リアラ…やだよ…！」



ワイズマンは次にアイとルアに
目をつけた。




「ナイツとリアラを惑わせたのは貴様らか…
この目障りな夢も消し去ってくれる」



ワイズマンは手を向け、衝撃波を
発すると…後ろの夢の入口を
ナイトピアを壊した。




「きゃああぁぁ！！」
「アイっ！きゃっ…！！」



ルアがアイをかばい、
その衝撃波が止み目を開け立ち上がると…
ルアたち二人が立っていた
所以外はもう影も形も見えなかった。