「…あれ、お姉ちゃんとナイツ！？」
「っ、アイ！！リアラ！！
無事だったのね！！」
「ナイツ、お前のところには」
「ケルベロスが来てたよ、ジャックルが
ワイズマンに命令されて差し向けたらしい」
「ジャックルか…あいつ、」



ナイツとルアが夢の入口へと
戻ってきたちょうどその時、
リアラとアイが夢の入口へ戻ってきた。
アイの身を心配していた
ルアの体を抱きしめた。




「アイ、心配したわ…」
「お姉ちゃん、ごめんね心配かけて」
「…良かったな、無事で」
「あぁ……ん？」




ナイツにそう返しながら目線を
外したリアラはふとあるものが目に付いた
ナイトピアの入口の間に出来ている
丘への階段だった




「あれ？なんか階段ができてる」
「またナイトピアへのドアが出来たのかしら
ねぇ、ナイツ」
「丘が出来たのなんて何千年ぶりだ？」
「…行ってみるか」





丘が出来たのなんていつぶりだ、と
ナイツとリアラは首を傾げながらも
アイとルアの
前をゆき階段を上がる、と
丘の上に光る物があった
それは…




「！！ルア！アイ！！
イエローイデアだ！！希望のイエローイデア！
これでイデアが揃う！！」
「「え！？ほんと！？」」




ナイツがそう興奮して叫び2人を呼んだ、が
リアラは訝しげにイデアを見ていた




「…まて、ナイツおかしいとは思わないのか
こんな所にイデアだけあるなんて」
「何？…うおっ！」
「！」
「きゃっ？！」
「何！？」




その時、地面が揺れだし
ルアとアイは
その揺れで立てなくなり
倒れ込んだ。
そして揺れとともに現れたのは…





「ナイツ…リアラ…
創造主である我に逆らう愚か者共よ！！」
「ワイズマン！！」
「マスター…！！」




ナイトメアの創造主、ワイズマンであった