一方スカイメドウでは…
アイは瞳からボロボロと
涙を零しながら歩いていた



「ひっく…う…うぅ…っ、
リアラ……」



裏切られた事による涙もあるが
何よりも心が痛むのは
自分が発してしまった言葉による
リアラの傷ついた表情



「わ、私、リアラに酷い事…
もう、リアラに会えないのかな…」



涙を流しながら歩いていると
ふと、後ろから誰かが走ってくる
様な足音が響いて来て
アイが振り向く、と
そこには息を切らしながら
走ってくる姉のルアがいた。



「アイ！見つけた…！」
「お、ねえちゃん？」



ルアが追いかけて来た
事によりアイは
涙が少し引っ込んだ
ルアは妹に
追いついたはいいが何から
話したらいいか、と考える。




「(どの話から出すべき？
…まずはリアラの事？)」




ルアは大きく息を吸い
深呼吸をすると、冷静になり
ルアはアイに
声をかけた。




「……とりあえず、夢の扉に
案内してあげる…行きながら、話しましょ」
「案内、してくれるの？」
「ここは私のナイトピアだしね 」




こいこい、とルアが
手招きをするとアイは
涙をふいてルアの後を
ついて行き、スカイメドウを
歩いていく…