「その挑戦、受けてやるよ！！」
「ナイツ！」
「！」



リアラとナイツの間に緊迫とした
雰囲気が流れ…
咄嗟にルアが飛び出した
心配げに見つめるルアに
ナイツは優しく微笑み制した。



「大丈夫だルア、絶対勝つから」
「…あたし、信じてるからね、ナイツ」
『(…)』



優しくほほ笑みかけるナイツの表情
純粋にナイツを信じているルアの顔
おかしい、だってリアラはルアは
ナイツに騙されていると…
それに、騙されている事をルアは
知っているはずなのに…




『(…ねぇ、リアラ…本当にナイツって
悪い人なの…？)』
「！？何を言う…！」




アイのそんな発言にリアラは
焦りながらもアイを
納得させようと小声で彼女に声をかけた




「言っただろう、君の姉、ルアは
ナイツに騙されていると」
『(でも、騙されてるって知っても
一緒にいるの…おかしい、かも)』
「だからそれは…！！」


「…な、何？1人で話してるわリアラ…」
「いや違う、多分デュアライズしてる
ビジターと話してるんだ」
「デュアライズ！？…リアラも誰かと
デュアライズしてたのね…」




突如一人で話し始めたリアラに疑問を
抱いたルアがナイツに
疑問を投げかけると、ナイツは
中にいるビジターと話しているのだと答えた。
その間にもリアラとアイは
口論を続けていた




『(でも、ルアとナイツ
仲良さそう…もしかしたら勘違い
してるのかも、しれない)』
「私は君の事を思い言っているんだ、
分かってくれ！！




アイ!」

「っ！？！？」





口論が続き、ヒートアップしたリアラは
ついに…アイの名をルアの
前で出してしまった。