ボマンバが敗れた後…
アイと共にいたリアラの脳内に
ワイズマンの声が響いた



『リアラよ…』
「！マスター」
「リアラ？どうしたの？」



マスターであるワイズマンからの
呼び掛けに「ボマンバがやられた」のだと
察したリアラはワイズマンの元へ
行く事となった
アイの肩に手を置くと
リアラは口を開く




「アイ、すまない
私は少しマスターの所へ
行かなければ行けなくなった 」
「え！？…何かあったの？」
「あぁ」




リアラのその言葉に、ドンバロンの
時を思い出しアイは
心配げに眉を下げてリアラを見つめる…




「…戻ってくるから…」
「うん、待ってる」




そう言い残すとリアラはナイトメアへ消え
アイはリアラが消えた場所を
心配げに見つめていた…


……………………………………………………………
リアラがナイトメアへつくと…
ワイズマンが敗れたボマンバを
手の上に浮かばせて待っていた。



「セカンドレベルであるボマンバごときに
ナイツを止めることは出来ぬか…」




ボマンバはワイズマンにより
ナイトメアの底へと落とされて消え、
跪いていたリアラは顔を上げる。




「お言葉ですがワイズマン様、
ヤツはビジターの持つイデアによって…」
「リアラよ」
「ハハァ」



リアラが全て言葉を紡ぐ前に
その言葉を遮り、遮断しワイズマンが
リアラの名を呼ぶと低い声で続けた




「これ以上ナイツの放漫な態度を
見過ごす訳には行かぬ…
次は貴様が直接奴の元へ行き
その身柄を拘束してくるのだ…行け…」
「承知致しました」
「リアラよ」




跪いていたリアラは、ワイズマンの次の言葉で
背に冷たいものを感じた。






「まさかお前まで”ナイツの様に”
ビジターに恋焦がれうつつを抜かす
訳ではあるまい？」

「！？！？」





その言葉にリアラはさぁっ、と顔を
青くさせて顔を上げた。