「（アイ、君は私の
言うことだけを信じていれば‥
！！！）」



その間にもリアラは違和感を覚えた
アイを説得していており‥
隙をナイツに与えてしまっていると
いうことに気がついたのは
こちらに向かってくるナイツを
目にした時だった




「何っ！！」
「逃がさねぇぞ！！」




思わず空の方へと逃げた、が
ナイツはリアラを追いかけていき‥
リアラに体当を繰り出した





「っぐあ！！」
「（リアラ！！）」




ダメージを受けたリアラをアイが
心配し彼の名を呼ぶ。
ナイツは続けてまた攻撃を
繰り出さんと勢いをつけて向かってくる





「ルアに手出しはさせねぇぞ！！
リアラ！！！」




ドンッ！！！



向かってきたナイツは勢いよく
リアラの体にぶつかり、
その衝撃で‥





「うあ！？」
「！！しまっ‥！！」
「！？なんだ！？」





リアラとアイのデュアライズが
溶けてしまった
アイはそのまま落ちていき
そんなアイに気がついたリアラは
思わずアイに手を伸ばす
そしてナイツはまさかリアラが
ビジターとデュアライズしていたとは
思わずに立ち止まった。






「きゃあああぁーーーっ！！」
「アイ！！‥っぐ‥‥くそ！！」
「あ！」





アイはそのままトイパークのどこかへと
姿を消してしまい‥リアラはナイツを捕えるか
アイを見つけるかどうするか悩んだ
末に‥アイの方を選択して
アイの後を追いかけて下へ降りていった。





「ナイツ！！大丈夫か！？今のは‥！」
「‥ビジター、だったな‥まさか‥
リアラがビジターと手を組んでる？」




ナイツとリアラの様子を見かけた
オウルが駆けつけてきた
2人はまさかあのリアラが
ビジターと手を組んでいるとは
思わずに呆然、としていたが‥
すぐに我に返ったのが早かったのは
オウルの方だった





「そ、そうだ大変じゃナイツ！！
ルアが、ルアが
おらんくなっておるのじゃ！」
「え！？」



急いで振り向き辺りを見回すが
確かにルアの姿はなく
ナイツは背中に冷水を被った
かのような感覚に陥った。





「またこの辺にいるはずじゃ、探そう！」
「おう！！‥ルア‥！」




オウルは反対方向へルアを
探しに行き、ナイツはルアが
消えた方向へルアを探しに向かった


全ては、謝るため‥
そしてまだルアと共にいたいと
伝えるために
ルアを守るために


愛する彼女の元へ　





「っルア‥！！」