グードルを追いかけ鍵を手に入れ、
鍵を使いナイツキャプチャーを
3つ解除することが出来た…
だが



「（！！っあ、これは…！）」
「またナイトメアにご招待、って訳な」




周りの景色が歪んでいき
真っ黒な景色に変わった
そう、ナイトメアへと引きずり込まれたのだ
そしてナイトメアへ引きずり込まれるや
否や現れたのは猫の顔をした魔女




「（何あいつ！？）」
「ボマンバだな」



ボマンバは黒猫の玉を出すと
まるで傾けるタイプのパズルかのような
魔法陣を出してきた
その魔法陣には穴が空いており…




「（穴に落とすのね？）」
「そうだ、傾けて穴に落とせ！」




ナイツの話を聞いたルアは
早速魔法陣へと向かい傾ける…
何度も違う方へいき傾けるを
繰り返すと1匹ずつ穴に落ちていく
そしてボマンバの魔法弾を避けつつも
傾けていき、最後の1匹が落ちると




『ギャァァアアアーーッ！！』




魔法陣が爆発し、叫び声を上げて
ボマンバは下へと真っ逆さまに落ちていった
そしてボマンバが倒されると
元のナイトピアへと戻ってきた。




「ふぅ…何とかなったわね」
「ルア、大丈夫かい？」
「うん、あたしは大丈夫」




ルアがそう笑いかけると
ナイツは微笑んだ




「良かった、俺の大切なルアに
なんかあったら俺持たないよ」
「え」




大切な、とは？
その発言に思わず固まったが…





「（あ、大切な友達って事かしら）」




特別な意味は無いだろうと
ルアは自分で自分を
納得させた
…特別な意味はあるのだが




「（……愛する奴に怪我はさせたくねぇもんな）」




そんなナイツとルアの様子を
オウルは遠いところで見ていたが
どこか切なそうな顔をしていた




「（…ナイツ…ルア…
ナイツは夢の世界の住人…
ルアは現実を生きる住人…）」




2人の恋には、あまりにも大きな壁が
立ちはだかっていた

「種族の大きな差」という壁が…




「（…一緒になれるものでも
叶うものでもない…
わしも聞いたこともなかったし
今までになかったぞ…
ナイトメアンがビジターに恋をした等…）」



その言葉を、どうしても言えずにいた

”この恋は叶わぬ辛いものになる”

と…



「…ナイツ」