ルアはホワイトイデアにより
新たに現れた2つ目のナイトピアにやってきた
2つ目のナイトピアは何やら愛らしい
熊のぬいぐるみといった物が
あったり、遠くには綺麗な城が見えた
まるでメルヘンチックな遊園地のようだと
ルアは思ったが…




「…何故かしら、どこか寂しい」
「ルア」
「！ナイツ」



ルアが辺りを見回していると
ナイツが降りてきて
右手を引き、左手を横方向に
水平に差し出してお辞儀をした。




「ようこそおもちゃの遊園地へ」
「！あ」




そして自然にルアの手を取ると
その手の甲にキスを落とした
ルアはナイツのその紳士的な
仕草にふふっ、と笑ったが
ナイツが顔を上げると…ナイツは
何やら仮面をつけていた




「？何ナイツその仮面」
「ハハハッ、なんでもない…さぁ行こう！」



仮面を取ると直し、ナイツはルアの
前を飛ぶ…ナイツの後ろ姿を見ながら
ルアはナイツに尋ねる




「不思議ねここって…可愛くて
素敵な所なのにどこか寂しい感じがするのよ」
「オウルの爺さんに聞いてないのか？
ここ、ナイトピアはビジターの
心を映し出すんだ…そう、お前の心を
移した結果だよここは」
「私の？」




そしてナイツは振り返る




「お前が寂しいって思ってるから
寂しいって感じるんだよ」
「…私の…」





下を向き足を止めて胸元の服を
握りしめる…すると、突如
ナイツの叫び声が聞こえた




「なんだお前ら！！」
「！？」



ルアが頭をあげると
そこには…グードル達に囲まれるナイツが！




「ナイツ！」
「うわっ！！」



ナイツに手を伸ばすが…ナイツは
檻に閉じ込められてしまった





「待ってて、今行くから！！」



ルアはすぐに檻の鎖を登っていき
ナイツの元へ辿り着き…
ナイツとデュアライズを交わすと
檻を飛び出していった