スノウウッドその1〜アイ編〜
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リアラに名前を呼ばれて
咄嗟に肩を跳ねさせてアイは
笑顔でリアラに答えた
そして話を変えるべくリアラに1つ尋ねる
「ね、リアラ!リアラは兄弟いる?」
「…兄弟」
いるにはいるが…
リアラはしかめっ面になる
「………いるにはいるが………」
「え、誰?」
「………ナイツ、あいつは一応
私の弟にあたる」
「!?そう、なの?」
目を逸らしリアラはアイに返す
「マスターの言うことにも従わずに
好き勝手してばかりのあいつを私は
弟だとは思えない」
「っ…」
そんなリアラの表情が一瞬、
ルアの表情と重なった
辛そうで、どこか寂しげな顔
「リアラ!」
「!?」
その表情を目にしたアイは
咄嗟に体が勝手に動き
次の瞬間…リアラの事を抱きしめていた
「おい!!何を」
「……リアラ」
「な……ぁ…?」
抱きしめられ引き剥がそうとした
リアラだったが…引き剥がそうとした手は
止まってゆっくりと下がっていった
…自分の頭を優しく撫でるアイの手
「(なんだ、何をしているんだ)」
頭が追いつかない…
…力が抜けていく。
「……おい、」
「リアラが」
ぎゅ、と抱きしめる腕に少し力を込めた
「リアラがルアと同じ顔してたから、つい…」
「……」
「…リアラがそんな顔してたら
私もっとさみしくなっちゃう」
どくん、と胸が大きく高鳴り
大きく早く、鼓動を刻む
そして胸の奥に広がって行く暖かな「何か」
それはリアラを満たしていく
「(なんなんだ、この感情は)」
こんなもの体験したこともない
いらないはずで、ビジターに
持っては行けない感情だと何となく
頭が警報を鳴らす…だけど
「(………………)」
自然にリアラの腕はアイを
抱きしめんと背中にまわされており
もう少しで抱きしめられる、と
言う所だったのだが……
リアラはその体制のまま抱きしめようとは
しなかった
いや、出来なかった
「(………衝動のままに抱きしめたら)」
まるで折れて壊れてしまいそうだったから…
戻れなくなってしまいそうだったから…
その感謝の正体を、リアラはまだ知らな
咄嗟に肩を跳ねさせてアイは
笑顔でリアラに答えた
そして話を変えるべくリアラに1つ尋ねる
「ね、リアラ!リアラは兄弟いる?」
「…兄弟」
いるにはいるが…
リアラはしかめっ面になる
「………いるにはいるが………」
「え、誰?」
「………ナイツ、あいつは一応
私の弟にあたる」
「!?そう、なの?」
目を逸らしリアラはアイに返す
「マスターの言うことにも従わずに
好き勝手してばかりのあいつを私は
弟だとは思えない」
「っ…」
そんなリアラの表情が一瞬、
ルアの表情と重なった
辛そうで、どこか寂しげな顔
「リアラ!」
「!?」
その表情を目にしたアイは
咄嗟に体が勝手に動き
次の瞬間…リアラの事を抱きしめていた
「おい!!何を」
「……リアラ」
「な……ぁ…?」
抱きしめられ引き剥がそうとした
リアラだったが…引き剥がそうとした手は
止まってゆっくりと下がっていった
…自分の頭を優しく撫でるアイの手
「(なんだ、何をしているんだ)」
頭が追いつかない…
…力が抜けていく。
「……おい、」
「リアラが」
ぎゅ、と抱きしめる腕に少し力を込めた
「リアラがルアと同じ顔してたから、つい…」
「……」
「…リアラがそんな顔してたら
私もっとさみしくなっちゃう」
どくん、と胸が大きく高鳴り
大きく早く、鼓動を刻む
そして胸の奥に広がって行く暖かな「何か」
それはリアラを満たしていく
「(なんなんだ、この感情は)」
こんなもの体験したこともない
いらないはずで、ビジターに
持っては行けない感情だと何となく
頭が警報を鳴らす…だけど
「(………………)」
自然にリアラの腕はアイを
抱きしめんと背中にまわされており
もう少しで抱きしめられる、と
言う所だったのだが……
リアラはその体制のまま抱きしめようとは
しなかった
いや、出来なかった
「(………衝動のままに抱きしめたら)」
まるで折れて壊れてしまいそうだったから…
戻れなくなってしまいそうだったから…
その感謝の正体を、リアラはまだ知らな