「‥？」


ナイトライブラリー‥
ナイトピア内に入ると直ぐ、
ルアが何やら
気配を感じて当たりを見回しだした。



「な、ナイツ？なにか近づいてくるわ‥」
「このナイトピアを荒らしていた
うち1人の登場って訳だな‥」




すっ、と差し伸ばされた手を
取ってナイツとデュアライズを
交わすとナイツは振り返り
その犯人のうち1人と対峙した。




「行くぜ、ルア！！」




ナイツとルアが振り返ると
辺りの景色は一気に変わっていき、
再びナイトメアに巻き込まれた。
そして現れたのは‥




「(！さっきの‥名前は確か、)」
「ドンバロン！」




現れたのは、先程倒したはずの
ドンバロンであった
グ、と拳を握り構える、




「(倒し方はさっきと同じ‥よね！？)」
「あってる！！」




倒し方は‥ドンバロンを上へ上へ
突き飛ばしていき、上にある
棘にドンバロンを突き飛ばせば
倒せる、倒し方を復習すると
ルアはドンバロンの方へと飛んでゆく




「(よ、いしょ‥！！
なんか障害物も増えてるし、
随分上まで遠くなった気が、)」
「簡単には倒させて来んないってわけな」




ドンバロンを上に突き飛ばしていくが
先程よりも困難になっていることに
気が付き、障害物を避けつつも
上へ上へと飛ばしていく‥
そして一つ目の門をくぐり抜ける、と




「(！？‥この障害物は壊せないの！？
っあ、下に落ちる‥！！)」




まるでサーカスにある檻のような
障害物があらわれ、その障害物に
当たったドンバロンを下へ落としてしまい
慌ててルアはドンバロンを
受け止めて受け止めると
また突き飛ばし‥上へ上へ飛ばしていく



「(っや、もう！！上手くいかない‥！
もうすぐなのよ！！)」
「慌てるなルア！」
「(、そうね‥慌てずに‥！！)」




もうすぐの所で上手くいかずに
慌てるが、ナイツの助言に
ルアはドンバロンを受け止めて‥
針の山の方面へと突き飛ばす！！
するとドンバロンは爆散して消え去った。




「(やった！！‥？あれは)」




ドンバロンを倒すと‥白い丸い光が
ルアの元へと降ってきた。





「これはイデアだ、ホワイトイデア！
お前に欠けていた純粋な心自身だ」
「(‥私にかけていた‥純粋な‥)」
「イデア、1つ取り戻せたな」
「(ええ‥！)」




ナイツにそう声をかけられて
ルアはニッコリ、と微笑んだ。
そしてホワイトイデアを取り戻すことに
成功したのだった‥