空高く飛び上がると、落下する本に
ナイツは近づいてゆき本を囲むように
円を描くと、パラループが発生し
本は吸い込まれた



「（！‥パラループで本を安全な場所へ送るのね）」
「そうだ、できるかい？」
「（ええ）」



ナイツの考えがわかったルアは
ナイツの体内で頷くと落下する本に向かい
飛んで行き、パラループで囲った
上では未だに爆発が続いている



「（1冊ずつ移動させたんじゃ意味ないわ！！）」
「だったら…！！ナイトピアンは
もう逃げたから、元を経つか！！」



上を見上げれば、爆弾が降り注ぎ
本棚を攻撃していた
デュアライズしたルアとナイツは
上に飛んでゆく



「爆弾……あった！！」
「（ねぇ、あの爆弾‥落としてるメアンに
はね返せない？）」
「それはいいアイデア‥そうするか！！」




丸い爆弾をひっつかむとナイツは
その爆弾をぶん投げてサードのナイト
メアンへと当てて攻撃してゆく！
爆弾を繰り返し跳ね返し……
気づけば、爆弾を投げていたサードクラスはいなくなっていた



「‥これでひとまずは安心だな」
「（その前に、この本元に戻さないと）」
「うーん骨が折れそう」



パラループで本を元の場所へ戻し…
やっとナイトピアは元の状態へ戻った
そしてルアとナイツはデュアライズを解いた



「…良かった…壊されちゃうかと思った」
「良かったな、一先ずは安心‥だけど、
この騒ぎを起こしてるナイトメアンを
何とかしねぇとな」
「うん」


ルアはナイツに向けて微笑んだ



「でも、ナイツがいるなら…平気よ」
「！そっ、か！へへ…」



そう笑いかけられたナイツは頬を赤く染めて
嬉しそうに頭をかき‥ルアを見つめた



「（胸がドキドキして…なんか、幸せだ…こんなの初めてで、俺…）」



「…オウルに聞いたらわかるかな？」