リアラと行動をアイは
リアラに協力する様に頼まれ…
彼に協力することを決めた、
それが罠だとも知らずに…


「…リアラ…私、何をすればいいの…？」
「簡単な事だ…私とデュアライズをして
ナイツの妨害をする……大丈夫、私が
サポートするからな」
「デュア、ライズ？」


首を傾げるアイにリアラは
そういえば説明をしていなかった、と
内心面倒に思いながらも説明してやる事にした


「…デュアライズとはな…私が持つ
ビジターと同化の出来る能力だ…」
「！私もリアラも出来る？」
「あぁそうだ、私と同化をして
ナイツを捕らえて君の姉を助けよう…」
「……でも私……怖い……」
「怖い？……ならば、君は私の体を
操るだけでいい……話す時は私が話す、
私の言う通りにしていればいい……な？」
「うん」



これは好都合、デュアライズするにあたり
発言権を彼女に奪われたら計画が台無しと
睨みリアラは発言権のみは勝ち取った



「では試しに私とデュアライズをして
飛んでみようか、手を出してご覧？」
「こう？」


手のひらを向けるようにしてアイ
が手のひらを差し出すとリアラは
自分の手を重ねる、すると
重ねた手から光が溢れて2人の
体を包むと……アイとリアラは
同化し、デュアライズしていた


「(……？わ、わぁー！！)」


眩しさで目を瞑っていたアイは
目を開け…自分の体を見ると赤い宝石の
着いたネックレスに赤いベスト、黒い
インナーに青白い肌が見えた
本当にリアラと同化することのできた
アイは手を握っては開いてを
繰り返したりとリアラの体をあちこちと
見たりしてはしゃいでいた



「おい、あまりはしゃぎすぎるな……」
「(あ、ごめんね！！それでどうやって
飛ぶの？)」
「私が試しに飛んでやるから、真似してみろわかったな？」
「(うん！)」



リアラが空中へと浮かび上がり飛んで見せ…
飛ぶ感覚というものをどう化しているアイ
にも教えてやるとアイは何となく
感覚を理解したらしい



「…感覚は理解出来たか？」
「(出来た！やってみてもいい？)」
「構わん」


アイはリアラの真似をして
そのまま風を切り空を飛ぶ
初めて空の上から下を見る感覚
初めて自分で空を飛んだ感覚に
アイは興奮のままにリアラに
その感動を心内で伝えた


「(リアラ！私初めて飛んだよ！
すっごく気持ちいね！凄いね！)」
「凄いねと言われても私にとっては
当たり前の感覚だからな……」