「もー！ご機嫌な時間はすぐ終わっちゃうんだから！」
「よーし！！勝った！！」


マジュはジムトレーナー2人に勝利し、
ジムトレーナーの奏でていた楽器から音は
やみ静かになった、これならばきっと
声が届く、とマジュはホミカに声をかけた



「ホミカー！！あたいと勝負しろ！！」
「あんた、威勢いいじゃんいいね…
行くよ！！あんたの理性ぶっ飛ばすから！！行け、ドガース！！」



ホミカはドガースを繰り出してきた
マジュの繰り出すのは……


「……行けっ！！キルリア！！」
『（任せろ！！）』


キルリア、と嘘をついたが
イリュージョンでキルリアに化けた
ゾロアークだった



「へぇキルリア…珍しいポケモン持ってんね、弱点にも負けねーから！ドガース、
スモッグ！！」
「上に飛んで避けろキルリア！！辻斬り！！」



ゾロアークはスモッグを上に飛んで
避けるとすぐさまドガースに辻斬りを
噛まし、ドガースは瀕死寸前まで追い込まれる
エスパータイプのキルリアが
辻斬りを使ったことにホミカは驚く



「キルリアが辻斬り！？どうなってんだ！ひるむなドガース！降りてきたとこで体当たり！」
『（んっ、！！）』
「あっ！」
「ん！？あ、姿が…！？」


ドガースに体当たりをされて
ダメージを少し受けたゾロアークの
イリュージョンは解け、その姿が顕になる


「ゾロアーク！？道理で…キルリアが
悪タイプの辻斬り使うなんておかしいと思った！」
「へへ、びっくりしたか？さぁゾロアーク
決めろ！！イカサマ！！」
「！！ドガース！！」


ゾロアークのトドメのイカサマが決まり
ドガースは倒れ、ホミカのモンスターボールに戻って行った
あとは1匹…！！


「まだまだ！ここから盛り上げて
あたしが勝つの！爆裂ッ！」
「あたいが勝つんだー！」


続けようとしたその時、キルリアの
モンスターボールが動き…
マジュはキルリアに気がついた



「！！キルリアが行くのか？…そっか分かった！ゾロアーク戻れ！キルリアと
交代！」
『（まだやりたかったけどじゃあねぇ！
あとは任せたぜキルリア！）』
「いけ！！キルリア！！」


キルリアのボールを投げれば
やる気満々のキルリアが姿を現した



「いけ！！ホイーガ！！」


出てきたのは毒、むしタイプのホイーガだ
キルリアはやる気を入れて相手を睨みつけた


「むしタイプだが怯むなよキルリア！！
キルリア、エコーボイス！！」
「ホイーガ！守る！！」
「あ！」


キルリアが大きく息を吸いエコーボイスで
攻撃を試みたがホイーガは身を固めて
身を守り、攻撃は無に終わった


「守るは連続だと失敗しやすいんだろ！？
なら今だ！！シャドーボール！！」
「まだまだサビに言ったトコ！！！
ホイーガ、どくばり！！」
『（いたっ！？…ぐ…！）』
「！！キルリア！？」


ホイーガはシャドーボールにあたり
かなりダメージを負ったがまだ倒れない
キルリアはどくばりに当たると様子がおかしくなった
どうやら毒状態になったらしい


「毒になった今がチャンス！ベノムショック！！」
「テレポートで避けろ！！」


毒状態になった今がチャンスと畳かけようと
したが咄嗟にキルリアはテレポートで
避けるとホイーガの背後に現れる



「キルリア、シャドーボール！！」
「！！ホイーガッ！！あー！！
ちょっとー！！まだサビの途中だってー！！」
「よっしゃ！勝ったなキルリア！
は、毒治さないと！！モモン、モモン…」
『ここだマジュ、ほらキルリア』
『大活躍だったぜお前ら』
『ありがとう、』


モモンを食べたキルリアの状態異常は
治り、ホミカはホイーガを引っ込めると
頭をかきながらやってきた



「あーあ負けてんなよなホミカ！ってか
あんたが強いってことか！まっ悔しーけど
一切手抜きなしだったし
すがすがしーしスッキリしたし！
これ！あたしに勝った証！」
「！おう！よっしゃー！バッジ！ゲットしたぞー！」
『おうよくやった！！やったな！』
『次はヒウンシティか』


エンテイとライコウとスイクンが嬉しそうに
微笑んでマジュの頭を撫でる…
バッジを受け取り帰ろうとした時、
どこからともなく黄色の髪の男性が現れ…


「ヘイ貴方！ジムリーダーホミカさんとの
戦いにキラメキを感じました！
ぜひポケウッドにいらしてください！」
「はぇ？？」
『ポケウッド…あぁあの派手な建物』
『あそこは映画関連の建物だったはずですが』


ポケウッドとは何かと話していると
後ろからホミカがやってきた



「ポケウッドに行くの！？
あー思いだしたオヤジの事！！
船長の仕事させないと！」
『そういえば、船長がいないと
ヒウンシティにも行けないんだったな』
「…行くのかー？」
『行かないと行けないだろう』



こうしてマジュ達はポケウッドへ
行く事となった…