ジムリーダーチェレンに勝利しバッジを手に入れ、ヒオウギを出たマジュ達一項。
20番道路をトレーナー達とバトルをしポケモン達を鍛えながら通り…次のジムがあるタチワキシティへ到着した。



「うぉおーーーー！！ついたぞ！タチワキシティ！ジム戦頑張るぞ！」

『ふむ……ここはポケウッドとかもあるらしいですよ。マジュ』

「ぽけうっど……ってなんだ？」

『正式名称はポケウッドムービースタジオ…ですね、映画を取る所みたいです』　

「ふーん！なんか面白そうだけど…あたいはジムが先だー！！バッジ欲しいんだ！！」


｢ホミカよ、父を止めないでおくれ。｣

「『？』」



意気揚々とジムに行こうとすると、
近くから何やら言い争いが聞こえ…
後ろを振り向くと中年の男性と白い髪の女の子が言い争っていた。




｢私は自分の可能性を探るためいざポケウッドへ！ムービースターでもある船長を目指すのです！｣

｢あのね！船長でしょ？船動かしてくれないと困る人いるでしょーが！｣

｢愛しの娘よ。君はジムリーダーとバンドを掛け持ちしているではないですか？わたしにもできる筈なのです！｣




そう白い髪の女の子…ホミカを振り払うと船長と呼ばれた中年の男はポケウッドに入っていった。





｢あーもうー!!バカ！バカ！バカ！バカ！バカ！バカ！バカ！バカーー！
ダメなのは掛け持ちじゃなくて迷惑かけてる事だって！船長のワガママで船乗れないとか許さん!!あーもう！ジム行こッ！｣





ホミカは不機嫌そうな雰囲気でジムの方へ歩いていった。




『今の女が…ジムリーダーのようだな』

『ジムリーダーってなんか毒使いらしいな』

「毒？うーん…毒なら…虫タイプもいるかもな……虫のポケモンは炎で押して、普通の毒タイプのポケモンはキルリアでいったほうがいいな…」

『マジュ、ジムリーダーに挑む前にタチワキコンビナートで鍛えたらどうだ？トレーナーがそこで鍛えている事が多いらしいぞ』

「う〜〜ん……そう、だな！鍛えようぜ！！」





マジュはジムに向かおうとした足をとめ、タチワキコンビナートへ歩いていった。