「よーっし、再び戻ってきたぞサンギタウン！」



サンギ牧場でハーデリアを探し終えた
マジュは再びサンギタウンに戻ってきた。
真っ先にかけていったマジュの後に続いてエンテイ、ライコウ、スイクンが続く。




『さて、アデクさんの元で修行するんでしたね。』

「あぁ！アデクのじいちゃんとこ行かねぇとな！」

『待たせておるだろうな。』




一行は先程のアデクの家へ向かう。
近くに行くと家の前でアデクが待っていた。




「おう、来たか！…ふむう……！
わずかの間にお前さんもポケモンも見違えるようだ！よし！鍛えるのはなし！」

「え？なしなのか！？」

「あぁ、そのかわりにお前さんとポケモンの力をかしてくれい！入れ！」



アデクに言われて中へ入るマジュ。
中には男の子と女の子がいた。




「あっ！アデクさんその人を鍛えてあげるの？」

「えーでもこの人なんだか強そうだよ！」

「おう！強いだろうなだが負けて学ぶこともある！それになによりポケモン勝負は楽しもう！といっているだろう？と言う訳でマジュ！彼らの相手をしてくれい！」

「おう！望むところだ！」




マジュの前に男の子がたち、
ボールを構える。



「じゃあ僕のポケモンのカッコいいところ見せてあげます！」



男の子がボールを投げると中からヒヤップが出てきた。
　



「よし！じゃあ…いけ、ゾロアーク！」

『(よしきたぁ！)』

「わぁ、ゾロアークだ！頑張ろう！
ヒヤップ！」

「そっちから来ていいぞ！」

「いいの？ならヒヤップ、みずでっぽう！」

「避けて乱れひっかき！」



俊敏にみずでっぽうを交わして四回
乱れひっかきがヒヤップに炸裂した。




「ヒヤップ！大丈夫！？」

〈やっぷ！〉

「よし！ならお返しの乱れひっかきだ！」

「ゾロアーク！見切り！」



ゾロアークがヒヤップの腕を見切って
スルスルと避けていく。



「ヒヤップの腕を掴んで上に投げろ！」

『(わかった！うぉぉっ…りゃあ！)』

〈ひやー！？〉



腕を掴んで上に投げるとマジュは次の指示を出す。



「よっしゃ、イカサマ！」



上に投げられたヒヤップはどうすることもできずにゾロアークのイカサマが炸裂して戦闘不能となった。




「ヒヤップ戦闘不能、ゾロアークの勝ち！」


「あぁ…もっとアデクさんから教わらないと…」

「今の勝負はどちらもあっぱれだったぞ！さてお次は…」

「はーい！私でーす！行くよ！ヤナップ！」

「よし、戻れゾロアーク！いけラルトス！」

『(はい！)』



ゾロアークをボールに戻してラルトスを出した。



「よーし！ヤナップ舌で舐める！」

「ラルトス！テレポートで避けろ！」



ヤナップの舌で舐めるをテレポートで避けてヤナップの後ろに現れる。



「マジカルリーフ！」

〈やなっ！？〉



突然後ろから現れたラルトスにヤナップは避けられずにマジカルリーフが当たった。




「ヤナップ！つるのムチ」

〈やなぁ！〉

『(っわぁ！)』



今度はラルトスにつるのムチが当たる。



「ラルトス！」

『(大丈夫、ですよ！)』

「そうか、よかった！ラルトス！
念力だ！」



ラルトスはヤナップを念力で浮かばせて叩きつける。



「負けないでヤナップ！乱れひっかきよ！」

「影分身！」



乱れひっかきが当たる前にラルトスは影分身をした。
そのことでヤナップはどれが本物かわからなくなる。




「マジカルリーフ！」

『(これで終わりだ！！)』



ラルトスのマジカルリーフが当たり小さな爆発が起こる。
煙が晴れるとそこには目を回したヤナップが。



「ヤナップ戦闘不能！ラルトスの勝ち！」

「よし！やったなラルトス！」

『(あぁ！…！？)』



ラルトスがマジュの方へ振り返ったその時、ラルトスの体が光り輝いた。



「！ラルトス！？」

「これは…進化だ！」



ラルトスの体がだんだん大きくなってゆく。



『(っ…これは…)』

「おぉ！ラルトスがキルリアになった！！」




光が収まると、ラルトスはキルリアに進化していた。
マジュはキルリアを抱きしめる。



『おめでとうキルリア』

『よかったな！』

『(あぁ、ありがとう！)』



アデクがマジュに歩み寄る。



「いやあ〜じつにこころ踊る戦いだったな！どのポケモンからも嬉しそうな気持ちが伝わってきた！」

「おう、あんがとな！」

「では頑張ったポケモンたちを元気にしよう！」



アデクはキルリアとゾロアークを回復してくれた。



「ゾロアーク、キルリア、よく頑張ったな！」

『『あぁ！』』

「アデクのじいちゃん、あたいそろそろいくな！」

「おう、気をつけてな！…あぁそうだマジュ！ヒオウギにできた新しいポケモンジムだかな！ジムリーダーが到着したと連絡あったぞ！お前がどれほど強くなったか試してくるといいだろう！」

「お！じゃあジムに行ってみるか！じゃあなアデクのじいちゃん！」





マジュはサンギタウンをあとにしてヒオウギへむかった。