「ふふ、あたしたち今回戦いたくて
来たんじゃないの、あたし達あくまでも
征服の為の隊長みたいな物
あんたらのお相手はこいつよ」



パチン、と悪女マンが指を鳴らすと
空間が歪み、ブラックホールのような
穴が現れるとそこから1匹の宇宙人が現れた
その宇宙人は、鈴音にとっては
見覚えのある宇宙人であった




「よう覚えてっかラッキーちゃんよぉ！！！
俺はカマキリ星人だー！！」
「えっ！？カマキリ星人！？なんで…！？」
「ママが倒した宇宙人！！死んだはずだよね！？」
「どういう事だ！！」



それは…ラッキーちゃんになったばかりの時に
倒したカマキリ星人であった
倒したはずの彼がどうして、と問いただすと
邪智マンが答えた。




「ふっ、私のボスは死んだ宇宙人を
復活させる技術を持っていてな？
過去にお前らが倒した宇宙人を
復活させて兵にしているのさ」
「「なにっ！？」」
「だからそのボスってのの
情報を話しなさいよ！！」
「やだよバーカ、じゃあカマキリ星人
よろしくな？」
「あっ、コラ待て！！」




クローン一味はカマキリ星人に任せると
消えてしまい、努力マンが彼らを
捕まえようと腕を伸ばしたが腕は空振りして
クローン一味は消えた。
そして後にはカマを研ぐカマキリ星人が残された。
カマキリ星人は鈴音を睨みつけながら
恨みを語る。




「ラッキーちゃん〜…よくも俺を
倒してくれたな！その上お前は
のうのうと結婚して幸せに暮らして
ましたなんて死んでも死にきれねぇ！！
テメーの旦那と子を殺してから
お前に復讐してやる！！」

「そうはさせない！！」
「まずあんたなんかにやられる
俺らや親父じゃねぇし」
「ふっ、その通り」
「そして俺たちがいることも忘れずに！！」



カマキリ星人は高々、とカマを
あげて向かってきた！！




「カマカマーー！！！切り刻んでやる！！」
「戦法もへったくれもねぇな！！」
「”スターライトビーム”！！」
「どわっ！？」
「カマ振るだけじゃ倒せねぇってんだ！！
っこの！」
「うぉわぁっ！？」




星奈と天城の
のビームやエネルギー波にカマキリ星人は
間一髪で避けたが冷や汗を垂らした。




「お、おい嘘だろ子供がこんな強いとか
聞いてねぇぞ…！」
「私たちの子供たちは皆ヒーロー候補生だもの
舐めないでよね！」
「「そういう事」」
「…って事で！せーのっ！
ビクトリーパーンチ！！」
「ぐえっ！？」





復讐だなんだと言っても…ヒーローが5人に
ヒーロー候補生が2人…カマキリ星人は
復活したにもかかわらずに
ボコボコにされてしまい
こんなはずでは、と唇を噛んだ。




「クソ…こんな…こんなはずじゃ！！
せっかくあのお方が復活させてくれて…！！」
「さて、そのあのお方ってやつを
話しなさいよ」



星奈がカマキリ星人に近づいたその時、
カマキリ星人はいきなり立ち上がり
カマを振り上げた。




「死にきれっかーーー！！！
こうなったらこの娘に致命傷を与えて！！」
「っあ、！」
「「星奈！！」」




星奈の危機に鈴音や天城が
駆けつけようと1歩踏み出したその時！！