裏大宇宙……
何処か1つの星にそびえ立つ城
その中に、いくつものチューブや
コードに繋がれた男が1人
玉座に座っていた




「クローンはもう十分に増やしたねぇ
じゃあそろそろ、下っ端を送って
楽しませてもらおっかな！
な？みんな」
「「はい、ジェノサイドマン様
全ては貴方が全ての宇宙へ君臨する為に」」





彼こそはジェノサイドマン
800年前に神才マンによって
倒され、それからずっと
彼への復讐と大宇宙への侵略
だけを考えて生きているヴィラン…





「あーそれとさ、ワタシの元から
逃げ出すモルモット3匹……
いや別にいいかぁ、どうせ
奴ら下手なことは出来ないんだし
させないつもりだし、ワタシが奴らの
命を握ってるからねー」





クスクス、と笑いながらコンピューターを
操作して画面を出した
画面に移されていたのは…

バックコスモスメイツの3人…





「それで表第3小宇宙はー…と、ん？」




ジェノサイドマンがコンピューターを
操作して表宇宙を見ていると
とあるものを見つけた
彼の目の先にあったのは…



「ふふふ…出来た！！できたぞ！！ワガハイの最高傑作！！クローン作っちゃうくん！！」
「…なんですか男爵様？このメカは？
なんのクローンを作るんです？」



どういう奇跡か、ジェノサイド一味と
同じようにクローンを作るという
計画を立てていた最強男爵の姿




「誰のクローンを作るかって？それはな…！！我が宿敵！！憎きラッキーちゃんとその周りのヒーロー！勝利マン！努力マン！友情マン！天才マンの悪のクローンを作るのだ！！
彼らのDNAを使ってな！」
「えっ、ヒーロー達の？！でもどうやって…」




そんな彼の野望を耳にした
ジェノサイドマンはニヤリと笑った





「これ頂き！！おい、この最強男爵とやらの
メカとヒーロー共のDNAを取ってこい！！」
「「承知しました」」
「ふふふふ…！神才マン！！
ワタシのこの新しい体を見た
お前の絶望した顔が楽しみだ！！」





新たな悪の野望が動いた…