『ヘイガイズ！アァユゥレディ！？色々やってきたが、結局これだぜ、ガチンコ勝負！頼れるのは己のみ！心技体に知恵知識！総動員して駆け上がれ！』



ルールは簡単！相手を場外に落とすか行動不能にする。あとは“まいった”とか
言わせても勝利となる怪我は
リカバリーガールが待機してるから大丈夫らしい

そして



『レディィィィスタートォォォォ！！！』





とうとう始まった決勝トーナメント
第1戦緑谷vs心操は緑谷の勝利
そして2戦目‥‥轟vs天城戦が
近づいた‥
轟が廊下を歩いていると
廊下の月辺りに、父エンデヴァーが見えた





「醜態ばかりだな焦凍
左の力を使えば障害物も
騎馬戦も圧倒できたはずだろう」
「‥‥‥‥んな訳、生月には」

「あの双子にも勝てる力が
お前には備わっているのだぞ
お前にはオールマイトを超える義務がある分かっているのか？お前は最高傑作なんだそ！！」





そんな言葉に焦凍はギリ、と唇を噛むと
そのまま父を見ることなく歩いていく





「それはお母さんの力だけで勝ち上がる
てめぇの力は使わねぇ」
「学生のうちは通用しても
すぐ限界が来るぞ」




‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

『お待たせしました！続きましては
こいつらだ！！
どっちもイケメンムカつく！！！
ヒーロー科！轟焦凍vs生月天城！！START！！』



スタートの合図が響くと天城は
轟に口を開いた




「氷でも何でも来いよ、全力で来い」
「‥そうさせてもらうぜ」




天城がそう告げると
轟は早速障害物の際の氷の壁を
天城に向けて発動した！！
‥壁ではなくもはや氷山だ
そしてその中に天城は閉じ込められた





『おぉーっと！！天城閉じ込められた！大丈夫なのかー！？』
「‥‥」




閉じ込められ大丈夫なのかと心配されたが
天城から突如、巨大な
炎が上がり氷は溶けていった




「！！」
「こんなんじゃ倒せねぇぜ」
「てめぇ、ふざけてんのか‥！」
「ふざけてねぇ、よっ！！！」




天城は右掌に力を貯めると
その手からエネルギー波を発射し‥




「っ！！」



ドォォォォン！！！！


轟へ発射し、轟は場外へ落ちた。





『場外！！生月天城くんの勝ち！！』




そして天城の勝利が決まったのだった‥