緑谷は個室へはいるとブローチを
開けて対応する
画面に映し出されたのは
自身の‥バック・コスモス・メイツの
直属の部下であるクロード・ヴァンパイ
であった




『あ！ようやく繋がった‥‥
こちらクロードです、救済マン様
表宇宙でのご活動はいかがでしょうか』
「クロード！久しぶり、僕は大丈夫だよ」
『その姿がその星での仮の姿ですね
とりあえず‥地球への潜入は
成功したようで安心しました』




ほっ、と息を吐き胸をなでおろして
クロードは安心した表情を見せる
緑谷はその様子を見て微笑むが
苦笑しながら続ける




「えと、クロード連絡は嬉しいんだけど
今は体育祭の途中で‥後この姿の
時は緑谷出久だから、その名前で呼んで欲しいな」
『それは失礼しました！では出久様
緊急連絡事項がありまして‥』
「え、何？どうしたの」




真剣な表情になったクロードに
緑谷も真剣な表情になり彼の言葉を待つ




『実は‥例の一味、”ジェノサイドマン”の
一味の活動が活発になってきておりまして‥
部下を増やして拡大しているものと』
「何！？」





”ジェノサイドマン”
それはバック・コスモス・メイツが
敵対する悪の宇宙人の名だ
クロードはさらにつづける





『その一味の部下は‥過去にラッキーちゃんや
ヒーロー協会が倒した宇宙人をクローン
という形で復活させて増やしているものと
‥なので地球へ向かうかもしれません』
「‥わかった、警戒しておくよありがとう」
『体育祭、応援しております』





話を終えると緑谷は通信を切って
何事も無かった様にして
個室から出てトイレを出た‥





「‥‥‥‥‥‥‥ジェノサイドマン」





その名を口にして、緑谷は
ブローチを強く握りしめた
ジェノサイドマンとは何者？
そして何故過去に倒した宇宙人が
復活するのか‥？