「君の息子さんの焦凍少年、力の半分も
使わず素晴らしい成績だ
そして天才マン、貴方のお子さんの
星奈少女と天城少年
優れた能力でトップに躍り出ている、
教育がいいのかな」
「そう言っていただけると親としても
嬉しく思うよ…私と愛する妻の
可愛い子供たちだからね」
「何が言いたい」



惚気ける天才マンとは真逆に
睨みつけたままでエンデヴァーは答える



「いやマジで聞きたくてさ、次代を
育てるハウツーと言うのを」
「ふむ、この天才に教えられないことはありませんが」
「…？貴様に俺が教えると思うか？
相変わらずそのあっけらかんとした
態度が癪に障る…これだけ覚えとけ！」



オールマイトに肩をぶつけながら
階段をおりるエンデヴァー…



「アレはいずれ貴様をも超えるヒーローにする！そうするべく作った子だ」

「！？そうするべく…だと」
「………何を…」



天才マンはその言葉に怒りと困惑の感情
が湧いてありえない目でエンデヴァーを見た
自分も…友情マンも…そして父である
神才マンも勝利マンも………
心の底から子を愛し、子の夢を応援し支えてきた
だからこそ彼の発言が、有り得なかった…



「今はくだらん反抗期だが必ず
超えるぞ…越えさせるぞ…！！
……そうだ天才マン殿」
「なんだ」



去ろうとしたエンデヴァーだが
ふと天才マンの方を振り返り
天才マンはエンデヴァーを
睨みつけながら答える



「…長女の星奈…彼女は
とてもいい力をお持ちですな…父親似と
言った所だろうか」
「……あぁそうだ、それがなんだ」
「いいえ何も？」



エンデヴァーは意味ありげに笑うと
そのまま去っていった
…そしてその場に天才マンとオールマイトが残された



「……そうだ、オールマイト……あなたに
伝えなければいけないことがある」
「ん？なんだい天才マン」
「……これは後で先生方にも
言わなければ行けないんですが…
…………生徒の事は、よーーくみていた
方がいい……」
「？なぜ」



目を細めて、オールマイトに告げた




「…貴方の1ーA組生徒の中に
バッグ・コスモス・メイツの人間体…
基、バッグ・コスモス・メイツ
が紛れ込んでいますから」
「！？」

「彼らがどういう目的で人間体の生徒と
同化をしてここに来たのが我々はその
正体である生徒を探しているのですが…
バッグ・コスモス・メイツの3人が
味方か敵か分からない以上…彼らに聞くしか
ないでしょう、その為には正体を探るしかない……
正体が怪しい生徒がいたらご報告お願いします」



そう言い残すと天才マンは階段を降りていった