「…おや、これは地球のNo.2ヒーローの…」
「エンデヴァーさんね、どうも」
「…これはヒーロー協会の…」


世直しマンとラマンが観戦していると…
Ｎｏ．2ヒーローのエンデヴァーが通りかかり
エンデヴァーは軽く頭を下げると
2人の方をじっ、と見る…


「スカウトも兼ねた観戦か…」
「それもあるが…1番はうちの元部下の
勇姿を見に」
「あぁあの双子…」



エンデヴァーはそう呟きながら
星奈と天城に目線をやる
何よりも目線が行くのは星奈の方



「…あの双子の姉の方は、父親によく似ておられる……中身も父親似で？」
「？えぇ、頭脳もお父さん似の実力
天才肌……ってよく言われてきたんですよあの子」
「…なるほど」



彼には考えていたことがあった
それは息子、焦凍の嫁問題
せっかくの良個性だ…素晴らしい
個性の者と結婚させたい
そこで目をつけたのが星奈だった
…ラマンの言葉を聞き、嫁は彼女しか
いないと笑みを浮かべた



「(見つけた、見つけたぞ！！
アレと焦凍をかけ合わせればッ！『半冷半燃』は更なる上位互換に進化する！
産まれるぞ、最強の個性が！！！)」



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『準備はいいかなんて聞かねえぞ！いくぜ！残虐のバトルロイヤル、カウントダウン！３！　２！　１！　START！！』


カウントダウンが終わり始まると共に
2騎が星奈の騎馬へと迫る！！


「実質、それ１０００万の争奪戦だ！」
「はっはっは！！星奈ちゃん
頂くよーー！」
「いきなり2騎！星奈さん！！」
「ふっ」



にっ、と笑うと星奈の髪を含む
額にエネルギーが充填され…




「味方には被害がないし眩しくない
手加減をした”キラッッ！！！”」



キラッ！！を発射すればその眩しさや
熱さ等の威力に多くの者がたじろぐ





「ぎゃー！！眩しい！！あちち！！」
「目がっ…それじゃ何にも見えねぇぞ！！」
「ギャイン！！光は苦手だ！！」
「すごー…うちらにはそれなりに
眩しい光でしかないのにね…」
「天才にしか出せないんだね…」
「さぁて移動…ん！？」



するといきなり星奈達の騎馬の
足元が沈み始めた！！
攻めに来た騎馬のうち1人の個性らしい