そうして体育館へと集められた
全生徒…なぜ今になって新しい
教師が？と騒ぐ中根津校長が
前に現れて生徒を静める


「えーみんな集まってくれてありがとう、実は…この度ヒーロー星ヒーロー協会本部の方から新しい先生が来てくれたんだ」
「「ヒーロー協会！？」」


新しい教師はヒーロー協会のヒーロー
と聞いて生徒は興奮してざわめいて
あちこちで話す声が聞こえはじめた


「き、聞いた！？ヒーロー協会だってよ！！」
「ま、マジかよ！？誰なんだろ！！」
「…もーしかして…」
「だな」


星奈と天城は誰か
わかったようで苦笑した
そしてまた根津校長が静めて話を続けた


「じゃあ前へどうぞ、先生」



そう根津校長が手を前に出すと
2人出てきてステージの上へと現れた
その2人を見た生徒は…


「キャーーーー！？」
「キャーー！！！嘘嘘！！」
「ぅぉぉおおお！！本物だ！！」
「ヤベェ！！初めて見た！！」


顔を真っ赤にして大騒ぎだ
そして1-Aの生徒もまた騒ぐ


「ええええぇ！？」
「ま、また会うことになっちまった！！」
「嘘じゃん…！！」


前に現れたその新しい先生とは…



「紹介するね、新しく先生になった…


勝利マン先生と天才マン先生だよ」



天才マンと勝利マンであった
自分の父が新しい父親だという
事実に星奈は息を一つ吐いた



「まさかパパと学校でも会うとは」
「でもさ、教師できそうなのあの二人しかいねぇよ」
「ま、だよねー…」



前に立っていた勝利マンは教壇に
足を勢いよく置くと高らかに叫んだ



「負けてたまるかーーーっ！！勝ちゃあそれでいいヒーロー勝利マンだ！！いいか！！俺がこの教師になったからには何でも1番だわかったかーーー！！！文句があるやつは出て来い勝負だ！！！」
「「(いやいや無理無理！！)」」



ヒーロー科の生徒はほぼみんなブンブン
と勢いよく頭を降って文句がないという
ようにジェスチャーをした
彼の実力はよく知っているので
痛い目にはあいたくないのだ



「この度雄英高校の教師になった天才マンだ、私が教師になったからにはヒーロー科の君たちを最高のヒーローにして見せよう」
「「キャー！！」」
「私は1年A組に息子と娘がいるがよろしく」


きゃあきゃあと騒ぐ生徒に混じり
A組はザワザワとざわめいた



「ヒーロー協会のヒーローまで先生になっちまった…」
「すげぇ以外言葉でねぇよ…」