「うちの体育祭は日本のビッグイベントの一つ！かつてはオリンピックがスポーツの祭典と呼ばれ全国が熱狂した。今は知っての通り規模も人口も縮小し形骸化した……そして日本において今「かつてのオリンピック」に代わるのが雄英体育祭だ！！」
「オリンピックねぇ、確かママとパパが
地球に住んでた時代はあってたっけ？見たことあるって言ってたね」
「え！！ほんと！？今度聞かせてー！！」
「いいぜ、父さんに聞いとく」


当然各々プロヒーローがスカウトのためにもやってくる…
卒業して資格習得後はプロ事務所にサイドキック
入りが王道である…中には独立しそびれる人もいるらしいが…



「当然名のあるヒーロー事務所に入った方が経験値も高くなる。時間は有限、プロに見込まれればその場で将来が拓けるわけだ。年に一回……計三回のチャンス、ヒーロー志すなら絶対にはずせないイベントだ。気をしめていけ！！」
「…プロ事務所ねぇ、入らないと思うけどねあたしと天城は」
「卒業する頃にはもう認定証貰うし…」



そのつぶやきを聞いた緑谷ははっとして
考えに浸った



「…(そっか、生月さんはヒーロー協会所属…地球には留まらずにヒーロー協会に帰って他の星へ配属される可能性が多いのか…)」
「(…………)チッ…」


そのつぶやきを聞いたのは1人だけでは無い
爆豪もであり…そのつぶやきを聞いた
爆豪は一瞬顔を歪めて舌打ちをした



「そしてお前ら…体育館に集まれ、緊急集会だ」
「えっ？なんで？」
「……新しいヒーロー科の教師の紹介だ」
「「えっ！？」」
「早く並べ」


突然相澤から言われたのは”新しいヒーロー科の教師の紹介”
ザワザワとしながら生徒は並ぶ…



「新しい先生！？誰だ！？」
「オイラ的には女のヒーロー希望！」
「誰だろ！！」