着いた場所は水地や森、廃墟エリア
なんかがある‥どこぞのテーマパーク
を思わせる場所であった


「すっげーーー！！！USJかよ！！」
「水難事故、土砂災害、火事、etc.……あらゆる事故や災害を想定し、僕が作った演習場です。その名も、ウソの災害や事故USJルーム！」


そこで現れたのは宇宙服のような物を
きた地球のプロヒーロー‥13号だ
ファンなのか、麗日がわっと湧いた



「スペースヒーロー13号だ！！災害救助でめざましい活躍をしている紳士的なヒーロー！」
「わーー！！私好きなの13号！！」



本来ならばオールマイトも来る予定だったの
だが活動時間ギリギリまで活動したので
休んでいるらしい。


「えー、訓練を始める前に、お小言を一つ二つ…三つ……四つ……」
「「増える‥」」


１３号の増えていく小言の数に困惑しつつも生徒たちは彼女の話に耳を傾ける。
彼女の個性は『ブラックホール』。なんでも吸い込みチリにしてしまう個性だが、その個性で災害から人を救い上げている。だが、それは同時に簡単に人を殺せる力でもあると彼女は言う‥
また、今の超人社会は一見成り立っているように見えるが、一歩間違えれば容易に人が殺せるような状況にある。そのような個性を個々が持っている事を忘れないように、と皆に訴える



「確かにね‥私たち宇宙人族とは違って地球人は‥寿命も短いしタフじゃあない」
「まぁ、な‥俺らは怪我してもすぐ治るけど彼らはそうはいかない」


その言葉に種族が違う‥宇宙人である
星奈2人は怪我をしても治療されれば
跡も残らずさっぱりと治るし寝れば疲れはすぐに取れる‥だが彼らはそうはいかない
そして、この授業では心機一転して人命救助の為に個性の活用法を学んでいこう、と１３号は朗らかに言うのだった


「君たちの力は人を傷つける為にあるのでは無い。助ける為にあるのだと思って下さい。以上、ご静聴ありがとうございました」



ぺこり、とお辞儀をした13号の話に
生徒たちは拍手を送る。


「そんじゃあ、まずは………？」
「‥！！！殺気！！」
「！！おい、あれ！！」



その時、空間に黒い点のようなものが
現れ‥それはゆっくりと大きくなり
黒い空間となり広がってゆく‥
その中から手のようなものを顔に着けた
男が現れ‥！！



「一塊になって動くな！！13号生徒を守れ！！」


それは突然現れた