そして昼休み‥
昼食を取るために席をとった
星奈と天城の
元に2人ほど女子生徒が座ってきた



「お隣、よろしいですか？」
「あ、えーと八百万ちゃんと耳郎ちゃん？いいよ」
「さんきゅ、生月」


隣へ座ってきたのは耳郎と八百万だ
2人も昼食の乗ったトレイを机に
置くと座った。



「学級委員長良かったじゃん、頑張れー」
「ありがとうございます、副ですが‥」
「でもよ、緑谷って学級委員長ってキャラじゃねぇと思うんだ俺」
「あ、それ思った！！不思議だよねー」


どちらかと言えば緑谷は先頭に立って
皆を誘導するようなタイプではなく
学級委員長について行きそうなタイプである



「でも決まったものは決まったもの‥私は自分の役目を全うしますわ！」
「ん、その意気その意気」



和やかにこの時間が進むかと思われたが‥
その時！！


ウー！！！ウー！！！



「うわ何何！？」
「警報ですわ！！」
「セキュリティ突破されたってことらしいね‥っわ！？」
「星奈！うおっ、」



警報がなると直ぐに周りの生徒が
パニックを起こして急いで外に出らんと
一斉に走り出したためあっという間に
人混みの中へと流されて、星奈は
生徒の中に潰されそうになる‥！



「っぐ、ちょ、落ち着けっての！！」



苦しく思いながらも人混みをかきわけようと
したその時、


ドン、


「わ、」
「あ”ぁ！？、お前」
「あ、っ爆豪？」


星奈の体にぶつかったのは
爆豪だった、彼も人混みに
流されたのか目を釣り上げさせて
怒りを顔に出していたが星奈を
見るとその表情が無くなった



「ごめんごめ、直ぐに離れ‥‥っう、」
「！こっち来い！！」
「っきゃ！？」


離れようとするがその時爆豪が
星奈の肩を抱き寄せると
自分の胸の中に星奈の事を
閉じ込めるようにして抱きしめた。



「じっとしてろや、潰されんぞ」
「爆豪‥‥っ、？」


ぶっきらぼうに言い捨ててそのまま
抱きしめて自分を守る爆豪に
彼がこんな行動をするとは思わずに
不思議そうに彼を見上げる星奈
そんな視線に気がついて爆豪は少し
彼女の方を見て、頬を赤く染めて目線を逸らした‥