今日‥ヒーロー基礎学が行われる
ドアを開き、現れたのは‥



「わーたーしーがー！！普通にドアから来た！！」



オールマイトだった
オールマイトの登場にざわつく
クラスメイト達‥


「地球のナンバーワンヒーロー、オールマイト‥確か勝利兄が戦いたいって言ってたね」
「ナンバーワンと聞いたら大人しくしていられないだろ勝利兄」


そう喋る星奈二人
オールマイトは話を続ける


「改めてヒーロー基礎学！ヒーローの素地をつくる為様々な訓練を行う課目だ！！早速だが今日はコレ！戦闘訓練！！そしてそいつに伴って……こちら！！」


オールマイトが叫んだ瞬間、壁からケースが入っている棚がでてきた



「入学前に送ってもらった「個性届」と「要望」に沿ってあつらえた……戦闘服(コスチューム)！！！」
「「おお！！」」


コスチュームに騒ぐクラスメイト達だが
星奈と天城は
首につけているチョーカー、そして
ブレスレットを見て小声で話す



「俺たちはヒーロー協会から支給された」
「コスチュームがあるからいらないけどね」



そう、既に2人にはコスチュームが支給
されているからいらないのである
それはともかく、と制服のまま
グラウンドに歩いてゆく‥



「格好から入るってのも大切な事だぜ少年少女！自覚するのだ！今日から自分は……
ヒーローなんだと！！さあ始めようか！有精卵共！！」



星奈と天城はそれぞれ
クラスメイトのコスチュームを眺める‥
と、2人だけコスチュームを着ていないことに
疑問を抱いた緑谷がよってきた



「あれ！？生月さん、コスチュームは‥」
「あれ？制服のまんま！！」
「あぁー、これ？今から着替えんの」
「女子高生の公開着替えか！？！？」



興奮する峰田の頭をすぱん！！と
叩いて星奈はチョーカーを
指さした



「公開着替えじゃなくて公開変身シーンね‥」


チョーカーに触れると‥



「スターライトトランスフォーム！！」



変身スペルを唱えるとチョーカーが
光だし、制服からショートパンツに
全身タイツにへそ出しトップス、という
動きやすくも可愛い魔法少女っぽい
服にセーラームーン状態で変わっていき‥



「変身、完了！！」
「っと、こんなふうに俺たち2人はヒーロー協会から支給されたのがもうあるし変身できるからいらねーの」
「「おお‥！」」



初めて目の前で行われた変身に
全員騒いだ。



「変身したぁ！！可愛いー！！」
「いいなぁ素敵‥！！」
「魔法少女見たーい！！いいなー！！」
「やっぱさ、変身って憧れるよね！！」

「変身‥」
「「‥‥」」


変身、というワードに
ビクッと反応する緑谷と
ふい、と目線を外した爆豪と轟
自分らもできるとは言えない