それはともかくどうしてここにいるのか
そしてなんでヒーロー体でいるのかと
天城は気になった



「ていうかなんでヒーロー体でここにいんだよ」
「いやーちょっとね！あ、それよりも入ったらどうですか？というのは師匠が言うべきなんでしょうが‥」



努力マンがそういった途端ガチャ、とドア
が開いて鈴音が出てきた



「おかえりー、天城！！努力達もいらっしゃい！！‥あれっ？後ろの子達は？」
「あれ、妹さん‥？」
「あ？違う違う、この人が俺の母さん」



天城の返答に飯田と麗日は固まると‥




「「えええええぇぇ！？お母さん！？」」
「ラッキーちゃんの人間体だ！！！」
「そ、俺のかーさん‥あ、こいつら同じクラスメイト」
「そうなの！！わぁお友達連れて来たんだね！！みんな上がって上がって！！お茶用意するから！」
「あ、お、お邪魔します！！」



鈴音に勧められて上がり、座って
お茶をいただく‥
鈴音を見て‥本当に若い、と
お茶子は思った



「若いね‥お母さん」
「かーさん若いから‥水乃達は？」
「外で遊んでるよ」
「ご兄弟？」
「そ、妹と弟」


そこで顔をのぞかせたのは‥天才だ


「ん、おかえり天城‥そしていらっしゃい」
「あ”っ！！！！天才マン！！！！」
「今は生月天才だ‥天城、星奈は？」
「見つかんねーから置いてきた」
「なんだそれは‥‥ああ、君たち息子と娘が世話になっているな、ゆっくりして行ってくれ」
「は、はいっ！！！」


そう緊張した様子で頷く緑谷
そして天城はなぜ三兄弟が
ここに来たのかを聞くことにした



「ところで父さん、なんでヒーロー体の
勝利兄達がいんだ？」
「それはな‥ほら、お前も聞いただろう？”別の宇宙から来たもぐりのヒーロー”の存在を」
「「別の宇宙から来たもぐりのヒーロー？」」


別のもぐりのヒーロー
それに天城は頷いた


「ああ‥聞いてるよ、その事？」
「そう、そいつが悪の宇宙人である可能性があるのかどうなのかを調査するために今‥情報を集めているんだ、その事でな」

「(‥別の宇宙から来た、もぐりのヒーロー‥？)」



その時、緑谷の脳内をよぎったのは
救済マンだった