そして翌日、待ち合わせ時間、桜ニュータウン金の卵前では


｢白夜ちゃん遅いですね。｣

｢だね、どうしたんだろう。｣



時間にはなったのに白夜はこない。
中々こない白夜を鬼太郎たちが待っていると、ヘッドホンをつけた一人の女の子がやって来た。


｢ごめんなさいね。遅れたわ。｣


５人はきょとん・・・として女の子を見つめる。


｢？えーっと・・・・何方？｣

｢あぁ、この姿は始めて？私白夜よ。｣

｢｢え、えぇ！？｣｣


イナホたちは驚きを隠せない。

だって目の前にいるのはいつもの白夜ではなく・・・

ヘッドホンをつけたお洒落な黒い髪の女の子だったからだ。


｢ほ、ほんとに白夜ちゃん？｣

｢えぇ。人間に化けてんのよ。誰かわからなかったでしょう？｣

｢わかんなかったですよ！！｣

｢人間に化けれたんだ・・・・｣

｢オーマイガーダニ！！｣

｢ふふ・・・・じゃあイナホ。案内頼んだわよ？｣

｢了解であります！｣


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｢はーい、右をご覧くださーい。右にはスナック雪女がございまーす。｣

｢そんなとこ入らないじゃない。｣


一通り町をみた一行。

その辺をぶらぶらしていると・・・


ぐぅー・・・


｢ほ？｣

｢ダニ？｣

｢誰の腹の音？｣

｢ぼ、僕・・・です・・・///｣


顔を赤くさせて高山が手をあげた。


｢また大きな腹の音だね高山くん(笑)｣

｢そういえば腹へったなー。｣

｢ならモグモグバーガー行きます？｣

｢ああ、彼処のハンバーガー美味しいものね。｣

｢行ったことあるの白夜ちゃん？｣

｢ええ。前に兄様とね。｣


｢｢えっ！？お兄さんいたの！？！？｣｣


イナホたちは驚いた。

あの白夜に・・・・兄が！？


｢？えぇ。｣

｢聞いてない｣

｢言ってないもの｣

｢え、どんなお兄さん！？｣

｢とんでもない阿呆。｣

｢え？｣


そんな会話をしながらモグモグバーガーへ向かった。