ついさっき、イナホとUSAピョンと
仲良くなり、鬼太郎と合わせる約束をした白夜は、
鬼太郎の家へ向かっていた。

｢鬼太郎、いる？｣

｢！！あ、白夜ちゃん！いらっしゃい！｣

ドアを開けると、鬼太郎が白夜に
微笑んだ。

｢あ、白夜さん！｣

｢あら、夢子もいたのね。｣

白夜はストン、と夢子の隣に座った。

｢白夜ちゃん、今日はずいぶん遅かったんだね？俺心配してたよ。｣

｢心配するまでもないじゃない。あ、
鬼太郎明日空いてるかしら？
空いてたら、鬼太郎に会いたいって娘が
いるからよかったら････｣

｢ん？いいよ！明日空いてるから、｣

｢ありがとう、鬼太郎。｣

白夜はふわり、と微笑むと、鬼太郎は顔を赤く染めてそっぽを向いた。



｢｢え？人間の友達ができた？｣｣

突然、白夜がそう告げたので
すっとんきょうな顔をする戸田、松岡、高山。

｢ええ。最近仲良くなって、その子が鬼太郎に会いたいって言ってたから連れてきたのよ。｣

｢へぇー！ねぇ白夜ちゃん、その子どんな子？｣

今野猫娘が興味津々になって質問した。

｢んー、少しオタクでうるさいかしら？｣

｢オタクなんだ･････｣

その言葉に少し苦笑する三田猫娘。

｢ちょっとー！白夜さんそれ違いますけど！私はアニメ、ドラマ、漫画、なんでも好きな全方位系オタクです！｣

｢｢！？｣｣

全員が後ろを向くと、そこには不満そうな顔をして立っているイナホがいた。

｢ちわっち！私は美空イナホ！SF好きなオタクです！よろしくです！｣

｢｢え、あ、よろしく、ね？｣｣

突然出てきたイナホにびっくりしながらも鬼太郎たちは自己紹介をした。

自己紹介の後のイナホはもう凄かった。

｢ぉぉおおおおおお！！貴方がかの有名な目玉親父さん！生で見るとちっこくて可愛いいい！｣

｢あ、あまりデカイ声で叫ばんでくれんかのう。｣

｢イナホてめー静かにするダニ！｣

｢凄く元気な子だね！白夜ちゃん！｣

｢でしょ？｣

｢元気過ぎる気がするけどね･･･｣

そういって、クスクスと笑う松岡鬼太郎。

鬼太郎メンバーに新しい仲間が増えました。