エンマ宮殿での仕事を終えた白夜
はねずみ男と鬼太郎の元へと
合流してきた‥が、2人の異変に
気がついて目を瞬かせた



「ちょっとあんたらそのコブどうしたのよ」
「白夜ちゃん、ちょうど良かった
君も手伝って」
「ん？」




何があったか話を聞けば‥
ラーメン屋に同席した2人の酔っ払いに
「妖怪はいない」と馬鹿にされた上に
コブを作られるという怪我を負わされたため
ちと痛い目にあってもらうのだと話した
鬼太郎に白夜は頷いた




「えぇいいわよ、そう言うなら‥
私の権力ちょっと使おうかしら」
「え、金が宝かなんかくれるの！？」
「馬鹿」
「いてっ！！」




ねずみ男の頭をポカリと殴ると
白夜はペロリと舌を出した




「あたしはこう見えても王女よ？
妖魔界の妖怪呼んで暴れようかしら」



‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

その夜‥2人の酔っ払いのサラリーマンは
ボロボロの電車に乗りこんだ
乗りこんだ電車はなんとも不気味で
中にいる乗客はなんと手を合わせて
お経を読んでいるではないか
しかし行先は間違ってないと
眠り込んだ2人の異変に酔っ払いに
鬼太郎と白夜はくすくすと笑った




「ふふふ‥しかしこんな妖怪が
いるとは思わなかったよ」
「まぁね、このまま宜しくね？
うんがいきょう、まぼ老師」




白夜がそう顔を上げると
そこにはまぼ老師の姿とうんがいきょうの姿




「まだまだよ、痛い目に合わせてあげる