…今日も平和な妖怪横丁。そんな横丁に訪問者がやってきた…



「おい、そこのお前」

「ん〜…！？うぇ！？」



後ろから話しかけられたカワウソはその人物達を見て驚愕の表情を見せた。




「こいつを知らねぇか？俺の_なんだけどよ…」

「え？…え！？は、白夜！？」

「知っているのか、どこにいる？」

「あ、あぁ、白夜ならおばばの長屋にいるよ…」

「サンキュ。」




カワウソから情報を聞いた彼ら…エンマ大王とぬらりひょんは長屋へ向かい歩き出す。白夜に会うために…




……


「え？知らない妖怪？」

「そう、なんでもこのへんでは見ない妖怪が来たって噂でのぉ…」

「こらじじい！また昼間から酒なんぞ飲みおって！」



酒を飲みながら話す子泣きじじい。
だが砂かけばばあに見つかって酒を取り上げられていた。



「ふーん…」

「なんの話だい？」

「あら鬼太郎。いや、ちょっと…このへんでは見ない妖怪が来たって話よ。」

「このへんでは見ない妖怪…？」

「えぇ。」



一体誰なんだろう、と鬼太郎が顎に指をやったその時…後ろから二人の足音が聞こえてきた。



「「！」」
　

戸田と白夜が振り返ると、そこには銀色のロングヘアの長身の男と
金髪で赤い衣服に見をまとった少年がいた
金髪の少年は白夜に優しく微笑みかける。





「あいつの言ってた通り、ここにいたんだな…白夜久しぶりだな、会いたかったぜ」



そう言うと少年は白夜の事を抱きしめて頬に軽くキスをした。



「な…っ！？」



それにいち早く反応したのは戸田。




「なっ、おい！白夜ちゃん何者d「…兄様？」…え？」



白夜の言葉に目を丸くする戸田、おばば、子泣き。





「「え…えええぇぇぇ！？兄様ぁぁ！？」」