雨の日の出会い
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少年を部屋に通すとまずはタオルを手渡し
少年が体を拭き終わったのがわかると
弟が置き忘れて行った服を手渡した
「…これ、弟の服…まだ新品だから……
お風呂入れたから入っといで」
「何から何までありがとなオネーサン、
ネコカラス行くぞ」
「にゃあ、カァ!」
少年は「ネコカラス」と呼ぶ生き物を
連れて風呂場へと向かっていった
そして少しするとシャワー音が聞こえてきたので
香澄はお湯を沸かし茶と
茶菓子の用意をする…
「(ネコカラスって言うんだあの生き物………
そのまんまの呼び名だなぁ…)」
うねる天然パーマの髪をシュシュで結び
コップと茶菓子を出していると扉が開く
音がしてしばらくすると少年がやって来た。
「オネーサン、風呂借りたぜ
なにからなにまでサンキューな!」
「ん、どういたしまして…………
風邪ひいちゃうと大変だから…」
「オネーサンさては相当なお人好しだな?」
「…よく、言われる」
少年はテーブルの前に座ると
茶菓子であるクッキーを食べ始め
ネコカラスもクッキーを食べ始める
香澄がそんな少年を
見ていると少年が香澄に尋ねた
「オネーサンの名前は?」
「鈴城、香澄…
八百高等学校の2年生…」
「高校生で一人暮らしかぁ」
「なんで、わかったの?」
なんでって!と少年は
得意げな顔をしながら語り出す
「靴が女用しか無かったし
風呂場のシャンプーとかも女用だったしな
一人暮らしなのが見てわかったぜ」
「…観察眼、凄いね」
「だろ?」
ケケケ、と笑う少年に
香澄はとあることに気がついた
少年に名前を聞いていなかったのだ
「…そういや、君の名前聞いてないや…
君、名前は…?何年生…なの」
「俺っちゴクオー、八百小の5年生
転校してきたばっかね
んでこっちがネコカラス」
「ゴクオーくん、ね……
ネコカラスちゃん、さっき呼んでた
からわかったよ…そういえば…
学校でもなんか言ってたな…
八百小に弟いる子が、ウソが好きな
小学生いるとか言ってた、せどそれって」
「ンーそれ俺っち」
やっぱり、と納得した香澄は
一息ついて茶を1口飲んだ
暖かな紅茶が体にしみ渡る。
少年が体を拭き終わったのがわかると
弟が置き忘れて行った服を手渡した
「…これ、弟の服…まだ新品だから……
お風呂入れたから入っといで」
「何から何までありがとなオネーサン、
ネコカラス行くぞ」
「にゃあ、カァ!」
少年は「ネコカラス」と呼ぶ生き物を
連れて風呂場へと向かっていった
そして少しするとシャワー音が聞こえてきたので
香澄はお湯を沸かし茶と
茶菓子の用意をする…
「(ネコカラスって言うんだあの生き物………
そのまんまの呼び名だなぁ…)」
うねる天然パーマの髪をシュシュで結び
コップと茶菓子を出していると扉が開く
音がしてしばらくすると少年がやって来た。
「オネーサン、風呂借りたぜ
なにからなにまでサンキューな!」
「ん、どういたしまして…………
風邪ひいちゃうと大変だから…」
「オネーサンさては相当なお人好しだな?」
「…よく、言われる」
少年はテーブルの前に座ると
茶菓子であるクッキーを食べ始め
ネコカラスもクッキーを食べ始める
香澄がそんな少年を
見ていると少年が香澄に尋ねた
「オネーサンの名前は?」
「鈴城、香澄…
八百高等学校の2年生…」
「高校生で一人暮らしかぁ」
「なんで、わかったの?」
なんでって!と少年は
得意げな顔をしながら語り出す
「靴が女用しか無かったし
風呂場のシャンプーとかも女用だったしな
一人暮らしなのが見てわかったぜ」
「…観察眼、凄いね」
「だろ?」
ケケケ、と笑う少年に
香澄はとあることに気がついた
少年に名前を聞いていなかったのだ
「…そういや、君の名前聞いてないや…
君、名前は…?何年生…なの」
「俺っちゴクオー、八百小の5年生
転校してきたばっかね
んでこっちがネコカラス」
「ゴクオーくん、ね……
ネコカラスちゃん、さっき呼んでた
からわかったよ…そういえば…
学校でもなんか言ってたな…
八百小に弟いる子が、ウソが好きな
小学生いるとか言ってた、せどそれって」
「ンーそれ俺っち」
やっぱり、と納得した香澄は
一息ついて茶を1口飲んだ
暖かな紅茶が体にしみ渡る。