凶悪な双子の兄の巻
次の日…翔は風邪をひき休む事となった
亜瑠は風邪をひき寝込む翔の
部屋にこっそり忍び込むと
翔の制服を持ち出し部屋へ戻った
「ひひひ、安心しろよー翔
優しいお兄様が代わりに行ってやらァ」
弟とおなじ黒髪のヴィッグを被り
学ランを見るが…
「けっ、学ラン窮屈だなクソが」
翔の学ランに黒いパーカーを着ると
タバコを咥えて火をつけるとそのまま家を出た
一応中の者が見れば
「翔がグレた!!」と思われること
間違いなかった
「さーて大暴れすっか」
歩きタバコしながら一応中学へ
向かっていると奇怪な顔をした面々が
前に見え、亜瑠はその面々に見覚えがあった
「(確か奇面組だったな)」
翔から中学の「組」と呼ばれる
名物生徒なんかの事は聞いたことがあると
亜瑠は彼らに近づき声をかけた
「おうブサイク軍団」
「ん?おー翔くんかおはよう!」
「(反応しねーし翔と間違えてら)」
まぁ双子だからしかも俺とは
会ったことないからわかんねーかと
思いながら亜瑠は先に中学へ向かった
…のだがその瞬間奇面組はピシ、と
固まり翔(亜瑠)を見ると…
「「な、何ーーーーーっ!?!?」」
驚いて叫んだ。
驚くのも無理は無い
いきなり翔が制服フル無視で
タバコ吸いながら登校しているのだ
「い、今の、今の切出だよな?」
「タバコ…吸ってたよね」
「制服…フル無視だったな」
「ど、どうしたんだ?」
「しょ…翔くんがグレた…」
いきなり豹変した翔に奇面組は
呆然としていた…しかしそんな亜瑠に
驚く者はまだ出る事になる…
一応中の門をくぐればまた生徒が
豹変した翔にジロジロと目線をやる
「……あん?」
なんか校庭の真ん中で騒がしいなと
目線をやれば大勢の生徒たちが
何かを囲んで黄色い歓声を上げていた
亜瑠はそんな生徒たちの方へと向かっていく…
「朝っぱらからうるせぇんだわボケ」
「うるさいって何よー!だって
腕組がパフォーマン………ぇ…?
しょ、しょ、しょ……」
「え?…ぶっ!?き、き、切出?」
振り向いた女生徒は豹変した
翔の様子に大口開けて呆然とし…
それに気がついた他の生徒も
後ろを振り向き固まった。
「ん?なんだ?」
「なんかみんな後ろ見てるけど…」
「見てみるか」
そんな野次馬の様子に気がついた
塊たちも後ろの方へと人混みを
かき分けて向かう…
「一体なんなん………………」
「あ”ぁん?」
「「え」」
そして人混みをかき分けて
亜瑠の元へやってきた腕組は
目を見開かせて固まった
そこに居たのは…煙草を咥えて
制服を着崩した翔(亜瑠)の姿
「ん…ん?えーと…?」
「けっ」
腕組が呆然としている間にも
亜瑠はさっさと教室へ向かっていってしまい
姿が見えなくなってしまった
亜瑠の姿が見えなくなると…
その場にいた全員が叫んだ
「き…切出が……」
「しょ…翔/くんが……」
「「グレたぁぁぁぁぁぁぁ!?!?!?」」
そしてその頃実家では…
「お…俺の制服がない…!」
翔が自分の制服が無くなって
いることに気がついていた
「あ…亜瑠〜〜〜!!!」
亜瑠は風邪をひき寝込む翔の
部屋にこっそり忍び込むと
翔の制服を持ち出し部屋へ戻った
「ひひひ、安心しろよー翔
優しいお兄様が代わりに行ってやらァ」
弟とおなじ黒髪のヴィッグを被り
学ランを見るが…
「けっ、学ラン窮屈だなクソが」
翔の学ランに黒いパーカーを着ると
タバコを咥えて火をつけるとそのまま家を出た
一応中の者が見れば
「翔がグレた!!」と思われること
間違いなかった
「さーて大暴れすっか」
歩きタバコしながら一応中学へ
向かっていると奇怪な顔をした面々が
前に見え、亜瑠はその面々に見覚えがあった
「(確か奇面組だったな)」
翔から中学の「組」と呼ばれる
名物生徒なんかの事は聞いたことがあると
亜瑠は彼らに近づき声をかけた
「おうブサイク軍団」
「ん?おー翔くんかおはよう!」
「(反応しねーし翔と間違えてら)」
まぁ双子だからしかも俺とは
会ったことないからわかんねーかと
思いながら亜瑠は先に中学へ向かった
…のだがその瞬間奇面組はピシ、と
固まり翔(亜瑠)を見ると…
「「な、何ーーーーーっ!?!?」」
驚いて叫んだ。
驚くのも無理は無い
いきなり翔が制服フル無視で
タバコ吸いながら登校しているのだ
「い、今の、今の切出だよな?」
「タバコ…吸ってたよね」
「制服…フル無視だったな」
「ど、どうしたんだ?」
「しょ…翔くんがグレた…」
いきなり豹変した翔に奇面組は
呆然としていた…しかしそんな亜瑠に
驚く者はまだ出る事になる…
一応中の門をくぐればまた生徒が
豹変した翔にジロジロと目線をやる
「……あん?」
なんか校庭の真ん中で騒がしいなと
目線をやれば大勢の生徒たちが
何かを囲んで黄色い歓声を上げていた
亜瑠はそんな生徒たちの方へと向かっていく…
「朝っぱらからうるせぇんだわボケ」
「うるさいって何よー!だって
腕組がパフォーマン………ぇ…?
しょ、しょ、しょ……」
「え?…ぶっ!?き、き、切出?」
振り向いた女生徒は豹変した
翔の様子に大口開けて呆然とし…
それに気がついた他の生徒も
後ろを振り向き固まった。
「ん?なんだ?」
「なんかみんな後ろ見てるけど…」
「見てみるか」
そんな野次馬の様子に気がついた
塊たちも後ろの方へと人混みを
かき分けて向かう…
「一体なんなん………………」
「あ”ぁん?」
「「え」」
そして人混みをかき分けて
亜瑠の元へやってきた腕組は
目を見開かせて固まった
そこに居たのは…煙草を咥えて
制服を着崩した翔(亜瑠)の姿
「ん…ん?えーと…?」
「けっ」
腕組が呆然としている間にも
亜瑠はさっさと教室へ向かっていってしまい
姿が見えなくなってしまった
亜瑠の姿が見えなくなると…
その場にいた全員が叫んだ
「き…切出が……」
「しょ…翔/くんが……」
「「グレたぁぁぁぁぁぁぁ!?!?!?」」
そしてその頃実家では…
「お…俺の制服がない…!」
翔が自分の制服が無くなって
いることに気がついていた
「あ…亜瑠〜〜〜!!!」
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