カオスコントロールの事件からかれこれ
時間が経ち‥クリス達はこちらの生活
にも慣れてきており
クリス達はいつものように朝食を
取っていた。



「そうだクリス、今日は学校何時くらいに
終わるんだ？」
「いつも通りだよ？何かあるの？」
「一緒にミスティックルーインに行かないか？
テイルスの工房で新型機の起動実験を
しようと約束したんだが」
「ごめん、今日はママと待ち合わせなんだ
リオーレとリオーレの両親もいるんだよ」



そう、今日はリンゼーと
リオーレとアイ、リアラと
待ち合わせがあるのだ



「おぉ！それなら久々にたっぷり
ママに甘えておいで！」
「僕そんな子供じゃないよ、
そろそろ行ってくるね！」




お気をつけて、というエラと
タナカの声を背にクリスは外に出ると
空を見上げた。





「(今頃どこかまた旅してるのかな‥)」





クリスが気にしたのは、ナルと
ソニックの存在である
共に旅をしているふたりは
今どこにいるのか…



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その頃…エミーはアパートを借りて
一人暮らしを始めていた
窓から風景を見回してため息をひとつ。




「あっちを見てもこっちを見ても
同じ風景…はぁ、あの頃は楽しかったな〜
毎日が刺激的って感じで血湧き肉躍る
冒険の日々って言うの？」





カオスコントロール前の日々を思い出し
エミーが楽しい思い出に浸っていると…

ふと、カオスコントロールの際の
ソニックとナルのあの一面が
頭によぎった。





「……」




一瞬だけ、辛そうな顔をして
頭を振りその一面を頭から消した

ソニックがナルにキスをするという一面

諦めていたと思っていたが‥
心の中には何か、悲痛なものがあった





「‥‥なのにいつの間にか2人で
いなくなっちゃって会ってくれないんだもの！
ソニックとナルのバカーーー！！！」





エミーがそう窓から怒鳴ると
他の住民から「静かにしろ！」
という怒鳴り声が響き窓をしめる。





「あーあ‥なんかまたこう、
ドキドキワクワクすることないかなぁ‥？」




その時、ラジオから声が聞こえてきた





「世界を混乱に陥れた超本人
Dr.エッグマンはどこに行って
しまったのでしょう？」