各スタジオを追いかけ、追いかけ回される
3人‥‥‥その様子をルージュとトパーズが見ていた。




「また面倒なのが来たわ、さっさと
仕事を終わらせましょ！」
「ルージュ！！」




ルージュはトパーズの止める声も聞かずに
ネルソンの手から指輪を奪った。




「泥棒！指輪を返せ！」
「返せるわけないわ！だってこれは
ただの宝石じゃないの！カオスエメラルドなのよ！」




そう説明するルージュだったが
そのルージュの手からひょい、と
指輪の入ったリングケースを
エッグマンが奪った！！




「！」
「これがカオスエメラルドだって？
おぉ正しくカオスエメラルド！」
「返せエッグマン！！」
「馬鹿め誰が渡すか！」
「ルージュ！！」



その様子を見たトパーズも
エッグマンのモービルに飛び移る！



「カオスエメラルドを返しなさい！」
「デコー！ボコー！カオスエメラルドは
手に入れた、逃げるぞ！」




エッグマンが号令をかけデコーと
ボコーを戻している間、スチューアート
先生が本部に連絡を取る‥！




「カオスエメラルドがエッグマンに
盗まれました！」




その間にもカオスエメラルドの
取り合いをしているトパーズ、ルージュ、エッグマン‥！




「うるさいんだよお前らはもう！！」
「「うわぁぁっ！！」」




エッグマンはトパーズとルージュを
振り払い、水に落とした
そして邪魔者が居なくなったと
高笑いをしていると‥





「「エッグマン！！カオスエメラルドを
返してもらうぜ！！」」
「ふん、馬鹿め‥来い！E-74!」




ナックルズ、ソニック、ナル、リオーレが
戻ってきてエッグマンの前に立ちは上がった！！
だがエッグマンはメカを呼び出し
メカがクリスの両親の前にたちはだかる！




「っ‥！」
「やめろ！私の家族に手を出すな！」
「ネルソン！リンゼー！」
「っよせ、ナイツ！」




これは行かん、とナイツとリアラが
飛び出そうとしたその時、メカが
ナイツとリアラの方を向き
2人の元へとゆっくりと向かっていく！





「！！この、やるか‥！」
「ナイツ！やめて！」
「リアラ！危ない！」

「「父さん！母さん！」」

「くるな！ナル！リオーレ！」




両親のピンチに駆けつけようとする
ナルとリオーレを静止し
リアラとナイツが妻の前にたちはだかる！





「このクソメカ！！やめろっつって‥」

「まて！！」
「「！？」」





そこで声がかかった
声をはりあげたのは‥タナカだ






「ソーンダイクファミリーのその
ご友人であるキャンベルファミリーを
お守りするのは私の役目！
例え命つきようと私‥わぁぁぁぁ！？」





タナカが空手でメカに立ち向か‥
おうとする前にメカのしっぽに
飛ばされて田中はダンボールの山に突っ込んだ。





「なんだアイツは？」
「人はいいんだけどな‥」





気を取り直したメカはまたナルの
両親らに近づく‥が、その動きが
いきなり止まった
ナックルズがメカのしっぽを掴んだから
止まったのだ





「今度は俺が相手だ‥！
っあ！？うわぁっ！？」




だがナックルズもしっぽに飛ばされ荷物に
突っ込んでしまった。





「こっちも忘れんなよ！！」
「ノロマめ！！」




今度はナイトメアンの
ナルとリオーレが
ドリルアタックでメカに攻撃した。
メカはよろけたが体制を立て直し‥
2人に向かった、がまた攻撃が
メカを襲った。




「こっちもお忘れなく！come on！」




ソニックがスタジオの外へと
走っていけば、メカはソニックを
追いかけていった‥




「おい、俺達も
ソニックを追いかけるぞ！」
「あぁ！」




ナル達もソニックとメカを追いかけ
ソニックを探す‥‥




「ソニック！！どこだソニック！！」





そしてソニックを見つけ出せたは
いいが…ナル、リオーレ、
ナックルズは衝撃のものを見つけた！




「！？ソニックが水の中に！？」




なんとソニックとメカが水の中にいるのだ
どういうことだと触ってみると…
それは水槽で、ソニックとメカは水槽の壁の
向こうにいることに気がついた。





「これ壊したら何とかなるだろ」
「ナックルズ、俺はソニックを
引き上げるから水槽壊してくれ」
「私は火炎放射発車のノズルを壊す」
「わかった！！」





ナルとリオーレの案に
頷いたナックルズが拳を振り上げる！！





「ソニック！！上へ飛べぇえええ！！」
「！」




ナックルズの声に上に飛び上がった
ソニックが水に溺れないように
ナルがキャッチし、
リオーレが発射口を壊し
ナックルズとソニックがメカを壊した！！





「ありゃー…でも今日はこれで勘弁してやろっか！」
「そーですたい！」
「「さいならーーー！！」」





エッグマン一行はメカを壊されたが
カオスエメラルドを手に入れたのだから、と
上機嫌で逃げていった。
そしてメカが壊れるとネルソンとリンゼー、
クリスは無事を喜びあった
それはナルとリオーレもで……





「父さん！母さん！」
「大丈夫か！？」





ナルとリオーレはそれぞれの
両親の元へ駆けつけ、両親の
無事を確認する
それぞれリアラとアイ
ナイツとルアは無事だと手を振りながら答えた。





「大丈夫よ、あぁびっくりした…」
「何とかなってよかったねぇ」
「ならよかった…」





ナルとリオーレは両親に
傷がないことにほっとして息を吐いた
そんな2人の肩をナイツとリアラが叩く。




「それはこっちのセリフだよ
いつもあんな無茶してんのかお前ら」
「…お前たちはまだ14だぞ
あまり危ないことはするなよ」
「…ん」
「…わかった」





心配の目を向ける父に2人は
俯き、頷いた。
そして結婚記念日はトラブルもあったが
とりあえずハッピーエンドに終わった。
エッグマンがカオスエメラルドを
手に入れたということ以外は…