一方その頃‥カオスエメラルドの電磁波は
辺りの電子機器を破壊し始め暴れていた
ネルソンがカオスエメラルドの指輪を
治すと暴走は止まった。



「なんだったんだ今のは‥」
「それよりネルソン、早く着替えましょ
もう俳優には言ってあるから」
「もう時間が！」
「あぁ、そうだな」



ルアとタナカにそう急かされた
ネルソンが部屋を出る‥
その様子を、天井の空気口から
見ているものが二人‥




「やっぱり本物だわ！カオスエメラルド！」




それは、ネルソンがカオスエメラルドを
買う所を見て後をつけてきた
ルージュとトパーズだった
そしてネルソン達が席を立つと
ソニックとナルが会話をしだす




「おいソニック、あれカオスエメラルド
なんじゃねーの」
「なんでカオスエメラルドが
結婚記念日のプレゼントの指輪に
なってんだ？」
「恐らくだが‥カオスエメラルドだと
知らない奴が宝石店に売り飛ばして
それを購入したんじゃないか？」
「とにかくサプライズパーティーの後で
どうするか考えようよ」




‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

そしてサプライズパーティーの計画が
スタートした‥監督とすり変わった
クリスやスタッフに入れ替わった
チャック達を見ていると、カオスエメラルドの
反応を追いかけてきたナックルズが合流してきた。




「おい、ソニック！ナル！リオーレ！」
「ようナックルズ」
「元気だったか？」
「一体何の話だ？」
「話すと長くなるな」

「よーし、ラストシーン行くぞ！
よーい、アクション！」





そう話しているうちに、
クリスのアクションの声と共に
撮影がスタートされた。




「全ての人は私を置き去りにしていった‥」




がさり、と木の影から人影が現れる
フェルゼンに成りすましたネルソンだ




「！貴方は！」
「リンゼー‥うわっ！！」




だがここでハプニングが起こる！！
ネルソンが転んでしまい、その拍子に
指輪が転がり出てしまいまた
電磁波を起こし暴走しだしたのだ！！




「うわっ！！」
「何事！？」
「っ母さん父さん危ねぇから下がってろ！！」
「おい！！指輪を直せ！！」





ナルが両親を下げさせて
リオーレがエメラルドをしまうように
叫ぶと暴走は止まった
だが、撮影機器やライトが壊れてしまい
リンゼーは怒り心頭だ。




「大丈夫ですか！？奥様も、旦那様も‥」
「あなた！どういう事なの！？
貴方のせいでスタジオがめちゃくちゃよ！？」
「まさかこんな事になるとは‥」
「あーあリンゼーを怒らせてしまった‥」
「撮影伸びるわねこりゃ‥」





騒動をきっかけに、ソーンダイク夫妻が
喧嘩を初めてしまった。




「僕は君を喜ばせようと！」
「何が私のためよ！こんな酷い目に
合わせておいて！」

「おい、今の反応は！」
「あぁ、カオスエメラルドだ」
「だったらさっさと手に入れないと！」
「それが面倒なことに‥」




その時、ドン！！と何かが
スタジオにぶつかる音が聞こえて来て
ナル達は音の方を振り返る
音の先にいたのは‥





「「カオスエメラルドーーーーー！！！」」

「「エッグマン、全く‥」」




こんな時に面倒なやつが、と
ソニックとナル、リオーレは
それぞれエッグマン、デコー、ボコーを
カオスエメラルドから引き離すために誘導し始めた。