ジリリリン‥ジリリリン‥



「はい？‥あ、父さん！！
え、叔父さん達もいるのか？」
「ん、？」




とある休日の日‥‥ナルの元に
1本の電話かかかって来た。
相手は父である「ナイツ」からであり
どうやらリオーレの父である
「リアラ」達も共にいるらしかった。
リオーレはナルと共に
受話器からナイツの話を聞く。





「父さんたちからか？」
「あぁ、そうだぜ？
…んで父さんどうしたんだ？」
『リオーレもいるならちょうど良かった、
お前ら今からフィルムダムシティに来てくれよ
ソニック達も来るからさ』
「ん、わかった」
「…映画の都、フィルムダムシティか
お前のお袋さんもいるんだろう？」
「おう、とりあえず行こうぜ」





ソニックらも行くらしいと聞いた
ナルとリオーレは
早速飛び立ち、フィルムダムシティへと
向かっていった。



‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

そして到着したフィルムダムシティの
スタジオ内の控え室‥
ナルとリオーレが
ノックをしてから入ると
そこにはいつもの面々と
自身の両親が揃っていた。



「あっ、ナルとリオーレ！」
「2人も来たんだね！」
「おう、父さんと母さんに呼ばれてな」
「以下同文」



ここへ来た理由を話していると
またノックがされ、ナルと
リオーレの両親であるナイツとルア
リアラとアイが入ってきた。




「「父さん！母さん！」」
「ナル！元気そうでよかったぜ！」
「もうテレビ見る度に肝が冷えるって
言ってたのは誰かしらね」
「言うなよー」

「リオーレ、お前も相変わらずだな」
「元気にしてた？」
「ん、元気にしてたよ」





久々の両親との再会に嬉しそうに
両親とハグをかわし笑うリオーレと
ナルに思わず一面は頬が緩む。
そして再会を喜んだ後に
ナイツとリアラはソニックらに向いた。




「そういや挨拶はしてなかったっけか？
ナルの父親のナイツだ、よろしく」
「母のルアです、娘がお世話に
なってます」
「リオーレの父のリアラだ」
「リオーレのお母さんのアイだよ、よろしくね！」




紹介をすると一人一人と
握手をするナイツ達
改めて紹介を受けたソニックは
ナルとナイツの顔立ちを
見比べて、微笑んだ。




「ナルは父親似だな」
「リオーレもお父さん似だね」
「それよりネルソン！こんな所に
みんなを呼び出して何事だ！
ナルとリオーレの両親まで呼んで‥」
「ああ、実はですね‥」




ネルソン曰く、今日行われる
リンゼーのマリー・アントワネットの
映画の撮影が行われる際に
フェルゼン役の俳優と入れ替わり
結婚記念日の指輪を渡す‥と言う
サプライズパーティーを予定しており
そのサプライズパーティーのために
ナイツ、ルア、リアラ、アイも
呼ばれたという事だった。




「‥と、言う訳で俺らもここにいる訳」
「サプライズなんていーじゃん、イカすぜ」
「うん！！僕もそう思う！！」
「所でエラ、この指輪どう思う？」




そこでネルソンは1つのリングケースを
取り出し中の指輪を見せた
その指輪の石は‥なんと、紫色の
カオスエメラルドだった！！




「っあ！？」
「あれは！！」
「この反応は‥！」



カオスエメラルドが出された瞬間、
ソニックが持っていたカオスエメラルドと
共鳴し電磁波を発生して
強烈な光を放ちだした！！
その光を‥‥遠くにいる彼らが感知した！



‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥


「暇だねゃぁ〜〜〜」
「ほんとですたーーい‥」



まず、もう1人はエッグマン一行
彼らが暇そうにしていると‥
ボコーのレーダーにカオスエメラルドの
反応がキャッチされた！！




「！エッグマン様カオスエメラルドですたい！」
「カオスエメラルド！？本当か！？どこだ！！」
「フィルムダムシティですたい！」
「よーしフィルムダムに全速前進！」




‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥


そしてもう1人はナックルズだ
カオスエメラルドをひとつ持っている
彼はカオスエメラルドの反応のままに
フィルムダムにやってきたのだ。
ビルの上から滑空し、アスファルトの
上に降り立ったナックルズは
辺りを見回す




「引き寄せられるままにここに来たが‥！
あれは！」




ナックルズは強大な光を放つ建物を
発見するとまっさきにその建物に
走っていった。