「ナルの乙女心を
踏みにじるなんて絶対許せなーい！！
たぁあっ！！」



キングブーブに怒りを覚えたエミーが
ハンマーで殴り掛かるが攻撃をよけられ
エミーはバランスを崩し転びそうになる。



「おっと、っと…っきゃあ！！」
「「エミー！！」」
「話して！離して、よ…！」



その隙をキングブーブは見逃さなかった
エミーを手づかみにし、ブーを
憑依させると下に下ろした。




「エミー！」
「エミー、エミー大丈夫かい！？」
「…ひ、ひひ…」



ブーに憑依されたエミーは
不気味な笑みを浮かべ立ち上がる。




「貴様らをキングブーブ様の
生贄にしてくれる！！」
「なっ！？っと…！！クリス！」
「うわぁぁぁ！！」



憑依されたエミーは2人に
ハンマーで殴りかかってきた！
ナルは飛んで回避したが
クリスはエミーに追いかけられ、
ナルがその後を追う！




「エミーよせ！！パラファイア……
っいや、クリスやエミーに燃え移ったら…
パラループ…！？だが何処に！！くそっ！」
「ソニック！！たすけてぇええ！」
「ナル！クリス！俺をここから出してくれ！」



追いかけれられ、2人は壁に追い詰められた。
そんなふたりにエミーがハンマーを振り下ろす！




「っく…！！」



もうダメだ、と目を閉じた…だが
憑依されたエミーは襲いかかってこない
どうした事だ、と後ろを見ると
後ろにあったのは砂時計！



「砂時計の模様は月と太陽…
月が昇れば現れ、日が登れば消える…
お化けは光が嫌い…そうか！！」
「ナル！？」




からくりが分かったナルは
砂時計に手をかけた！




「”月が登れば現れ、日が登れば消える！！”」




日の模様を上にすると今度は
金色の光が部屋を包み込み…
空間に閉じ込められていたソニックが
開放され飛び出した！！



「う”ぅ…！？」
「よっ、と！」



ソニックがエミーの首に手刀を
入れると憑依していたブーが出ていった。



「…ん？」
「エミー、大丈夫か！？」
「エミー！」
「あれ、あたし…」




エミーは元に戻り自我を取り戻していた様だった。
そしてそんな彼らにブーがまた憑依せんと
襲ってくる！



「お前らなぁァァ！！」
「テメーらの弱点はもう分かったからな！！」



ソニックがキックやパンチでブーを倒し
ナルがパラファイアで
ブーを燃やし倒す！！



「「勝負だ！！」」



2人はキングブーブに勝負を挑み…
その間エミーはブーを相手にしていた。




「許さないんだからぁぁぁぁ！！」



ハンマーで次々にブーを倒し、
残りのブーを睨みつけると…
ブーは巨大化しエミーの前に
立ちはだかった、が




「何よ！ブーブー言わせるのは
こっちなんだからぁぁぁぁ！！！」




ハンマーに殴り飛ばされたブーは
壁にめり込み気絶した。