「ったくしつこいな！！」
「まるで蝿のようだ！！」
『今テイルスたちがXトルネードを
取りに行ってる、耐えてくれ！』



ナイフを投げてメカを壊しても
パラボールで壊してもしつこく
湧いてくるメカ。
ナルは舌打ち一つして
また1本、ナイフを投げてメカを壊し
対応していると空から声が聞こえてきた。




「ソニックーー！！ナルーー！！
リオーレーー！！」




空を見ると、Xトルネードに乗った
テイルス達が手を振っていた。




「「『Xトルネード！』」」




Xトルネードがメカを銃撃で破壊し、
ナルとデュアライズしたソニックが
ドリルアタックでメカを壊し要塞へと
向かっていく！！




「打て打て！撃ち落とせ！！」




エッグマンが指示を出すと、
ミサイルが襲ってくる！
ミサイルを避けると空振りした
ミサイルはビルに辺り爆発する
そんな様子を見たナルは
ソニックに言った




「おいソニック、ここだと被害が出るぜ」
「エッグマンを海の上におびき出さなきゃ！」
『よーし任せろ！行こうぜナル』
「OK」




ナルとソニックはエッグマンの
前まで来るとべーっ、と舌を出した。




「それで終わりかい？ふふん」
『あっかんべー！！』



挑発をかまして海の方へと飛んでいくと
エッグマンは血管を浮かばせて
デコーとボコーに指示をした



「おのれー！！ソニック！ナル！
バカにし腐って！！追え！
あの小生意気なハリネズミとピエロを
捕まえろー！！」
「あーあすぐ挑発にのってもーてるがね」
「困ったもんたい！」




挑発に乗ったエッグマンは
ソニックらを追いかけて海の上まで
追ってきた！！




「飛行発射用意！打て！」



Xトルネードへと向かって巨大な
レーザーが発射される！！
Xトルネードはギリギリで避けたが
1部攻撃を受けたようで
バチバチ、とコントロール画面から
電気が漏れていた



「エネルギー回路がやられた！
パワーがもたないよ！」
「どういう事？」
「全力で飛べるのはあと何分しかないよ！！」




エッグマンはこれがチャンスだと、今度は
主砲を発射させんと準備をしだした
このままではピンチだと呟く
テイルスにリオーレ、ソニック、
ナルが返す




「後は俺たちがやるから大丈夫だ無茶をすんな
だろ？ソニック」
『もちろんさ！』
「やるぞ、2人共」




3人は要塞へと方向転換して
スピードを上げて突進していく！！




「主砲発射用意！！」
「まだエネルギーがたまっとりゃせんがね！」




主砲を打とうとするが
まだエネルギーが溜まっていないようだった
これはチャンスだとナルとデュアライズ
したソニックとリオーレは体に回転を
加えて‥攻撃を避けて
ドリルアタックで突っ込む！！




「「き、来たぁっ！？！？」」




リオーレとソニックとデュアライズした
ソニックは要塞を貫通した！！
するとエッグマンの要塞はバチバチ、と
電気が漏れだした！




「期待制御不能！」
「もうどうしようもないがね！」
「おのれソニック！！ナル！
リオーレ！！覚えとれ！」




エッグマンの要塞は爆発して
海へと沈んでいき‥Xトルネードは
近くをちょうど進んでいた
船の上へと着陸し、ソニックと
ナルがデュアライズを解き
クリスが３人に声をかけた。



「ソニック！ナル！リオーレ！
やったね！」
「俺の体をあそこまで操れんのは
お前だけだよなソニック」
「お前の体のことをよく知ってんのは
俺って事だろ？へへん」
「それは違う意味にも聞こえる、
誤解されるぞソニック」




これで終わった、という雰囲気が
流れる中テイルスが呟いた



「だけどこれでエッグマンが
諦めるわけが無いよね」
「基地を壊されてもあんなもの
作ってたんだもんね
まだまだきっと」
「うん、むしろ戦いの場所が
広がる事になるかもしれないよ」




一同は、海へと沈むエッグマンの
要塞をじっと見つめていた‥