渚のエミー
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「エミーさん、エミーさん!」
「…?」
「エミーさん!良かった!
心配したんですよあんまり無茶しないで
くださいね!」
しばらく眠っていたエミーは
クリスの家の別荘のバルコニーの
ビーチベッドで目を覚ました。
辺りを見回してクリームに尋ねた
「ここは?」
「クリスさんの家の別荘ですよ」
「、ソニックとナルは!?」
「もう、行っちゃいました…」
「…そう」
クリームが気まずそうに答えると、
エミーは俯いて自分の手元を見つめる
泳ぎの上手くなるおまじない
そして「永遠に結ばれる」恋のおまじない
として作った桜貝のブレスレットは
手になかった。
「ブレスレット…無くしちゃった………!」
「エミーさん…」
肩を震わせ呟いたエミーに
クリームも涙誘われて涙目になる。
だが、とエミーは顔を上げた
「でも、また作るわ」
だって、と言いかけてエミーは
ソニックとナルが
自分を助けようとしてくれた
時のことを思い出した。
「私、ソニックの事もナル事も大事で
大好き…だから、2人には幸せになって欲しいもの」
「(ソニックの想いを、ナルに
わかってほしいもの)」
エミーは涙を目に貯めながらも
微笑んでそう呟いて空を見上げて…
ナルに貰った小瓶と紙とペンを
取り出すと、海辺へと走っていった。
「(あたしの願い、決まったよ)」
……………………………………………………
…そしてその頃そのソニックとナルはと
言えば…岩場の海辺に二人腰かけていた。
「っくしゅ」
「おい風邪引くなよな、あんな無茶したんだから」
「大丈夫さ、世話かけちまったなナル」
そう話す二人の左腕に付けられていたのは……
別の桜貝を見つけて、四苦八苦しながらも
作り直したエミーのブレスレット
あの後2人は何とか同じような
形の桜貝を見つけて作り直す
事が出来たのだ。
「…あ、そだ」
「?それは?」
ごそ、とポケットから二つ、小瓶と
紙とペンを取り出した
ナルはソニックにまた説明をして見せた
「古いおまじないさ、この紙に
願いを書いて小瓶に入れて海に流すと
願いが叶うっていう…」
「ほんとかなぁ」
「そいつはどうかな………
叶うかもしれねぇじゃん」
ふふ、とナルは笑った
ソニックに小瓶とペンと紙を手渡し…
ソニックは不思議そうに小瓶を見つめていたが
面白そうだと笑った。
「ま、いいかもな」
「だろ?」
サラサラと紙に願い事を書くと
小瓶に入れてコルクで蓋をして…
小瓶を投げて海に流した。
流れていく小さな小瓶を
眺めつつ…ナルは尋ねた
「何願ったんだ?ソニック」
「言ったらつまらないだろ?」
「そりゃそうか、でもいつしか
叶うといいな」
「…だな」
そう呟きながらソニックはナルの
横顔を見つめ…小瓶にまた目を写した。
頬が赤いのはきっと、夕日のせいでは無い
………………………………………………………………
その頃同時刻、エミーも願いを書いて…
小瓶を流している途中であった
小瓶を見つめるとエミーは呟いた
「…きっと叶えてね、私の願い」
三人が願った願い…それは…
「エミーの恋が叶いますように」
「ナルが俺に振り向いて
貰えますように」
「ソニックの恋が実りますように
ナルがソニックに振り向きますように」
それぞれナル、ソニック、エミーが
込めた願いが入った小瓶は海を漂う。
どこまでも、どこまでも…
「…?」
「エミーさん!良かった!
心配したんですよあんまり無茶しないで
くださいね!」
しばらく眠っていたエミーは
クリスの家の別荘のバルコニーの
ビーチベッドで目を覚ました。
辺りを見回してクリームに尋ねた
「ここは?」
「クリスさんの家の別荘ですよ」
「、ソニックとナルは!?」
「もう、行っちゃいました…」
「…そう」
クリームが気まずそうに答えると、
エミーは俯いて自分の手元を見つめる
泳ぎの上手くなるおまじない
そして「永遠に結ばれる」恋のおまじない
として作った桜貝のブレスレットは
手になかった。
「ブレスレット…無くしちゃった………!」
「エミーさん…」
肩を震わせ呟いたエミーに
クリームも涙誘われて涙目になる。
だが、とエミーは顔を上げた
「でも、また作るわ」
だって、と言いかけてエミーは
ソニックとナルが
自分を助けようとしてくれた
時のことを思い出した。
「私、ソニックの事もナル事も大事で
大好き…だから、2人には幸せになって欲しいもの」
「(ソニックの想いを、ナルに
わかってほしいもの)」
エミーは涙を目に貯めながらも
微笑んでそう呟いて空を見上げて…
ナルに貰った小瓶と紙とペンを
取り出すと、海辺へと走っていった。
「(あたしの願い、決まったよ)」
……………………………………………………
…そしてその頃そのソニックとナルはと
言えば…岩場の海辺に二人腰かけていた。
「っくしゅ」
「おい風邪引くなよな、あんな無茶したんだから」
「大丈夫さ、世話かけちまったなナル」
そう話す二人の左腕に付けられていたのは……
別の桜貝を見つけて、四苦八苦しながらも
作り直したエミーのブレスレット
あの後2人は何とか同じような
形の桜貝を見つけて作り直す
事が出来たのだ。
「…あ、そだ」
「?それは?」
ごそ、とポケットから二つ、小瓶と
紙とペンを取り出した
ナルはソニックにまた説明をして見せた
「古いおまじないさ、この紙に
願いを書いて小瓶に入れて海に流すと
願いが叶うっていう…」
「ほんとかなぁ」
「そいつはどうかな………
叶うかもしれねぇじゃん」
ふふ、とナルは笑った
ソニックに小瓶とペンと紙を手渡し…
ソニックは不思議そうに小瓶を見つめていたが
面白そうだと笑った。
「ま、いいかもな」
「だろ?」
サラサラと紙に願い事を書くと
小瓶に入れてコルクで蓋をして…
小瓶を投げて海に流した。
流れていく小さな小瓶を
眺めつつ…ナルは尋ねた
「何願ったんだ?ソニック」
「言ったらつまらないだろ?」
「そりゃそうか、でもいつしか
叶うといいな」
「…だな」
そう呟きながらソニックはナルの
横顔を見つめ…小瓶にまた目を写した。
頬が赤いのはきっと、夕日のせいでは無い
………………………………………………………………
その頃同時刻、エミーも願いを書いて…
小瓶を流している途中であった
小瓶を見つめるとエミーは呟いた
「…きっと叶えてね、私の願い」
三人が願った願い…それは…
「エミーの恋が叶いますように」
「ナルが俺に振り向いて
貰えますように」
「ソニックの恋が実りますように
ナルがソニックに振り向きますように」
それぞれナル、ソニック、エミーが
込めた願いが入った小瓶は海を漂う。
どこまでも、どこまでも…