そしてその日のうちにソーンダイク家と
キャンベル家は仲良くなり
小さなパーティを開いていた…
そして話はルア達の話になった


「どこからいらしたのですか？」
「えーと‥‥べつ‥‥遠い世界だな」


どこから来たのかと聞かれたナイツは
少し、言葉を濁した



「………それで、皆様うちの娘の事で
聞きたいんじゃありません？」



ルアがそう聞くとソーンダイク家は
びくりと体を跳ねさせて
チャックが口を開く



「‥‥‥‥‥お宅の娘さんが…
空を、飛んでいたように見えたのですが」
「‥うちの娘、生まれ持ってから
特別な力を持っていますの
空を飛んだり…同化できたり…変身できたり
それだけですわ」
「超能力者…ってとこですかね？」
「……うーん…」
「あ、全て言わなくても…！」



どう言うべきかと悩むルアに
慌ててそう言うとルアは頷いて
コーヒーを飲んだ



「……実は、私たち明日から
海外に仕事に行かなきゃ行けなくて」
「あらまぁ…」
「娘はまだ14なので心配で…」



そう俯くナイツ、ルア夫妻に
エラが提案した



「でしたら娘さん、うちに来たら
いかがです！？」
「え、いいんですか？」
「そうだなぁ…ナルどうする？」



ふよふよと浮きながらコーヒーを
飲んでいた ナルは少し
考えて答えた



「俺、1人でも大丈夫だぜ？」
「うーんでも……」
「まぁまぁ、いつでもここに来たらいい…」
「俺は好きなように来るぜー」
「！ほんと、ナル…？」


クリスの方を振り向くとナルは
親指を立てた



「ほんとだぜ！だから俺とお前
これから仲良くなろーな！友達さ！」
「うん！！」


ナイツとルアは娘を心配しつつも
海外へ旅たった
…そして話は進み出す