外へ出て、向かったのは
花の咲いていると思われる岩山であった
だが1部の写真だけでそう簡単に
見つかるわけがなく…




「どうだみつかったか？ナル」
「いや、こっちは見つからねぇな
違う所らしい」
「OK」




ソニックが遠くで花を探していた
ナルに尋ねるが
ナルは首を振り、ここは
違うとジェスチャーをすると
2人はまた目的地を探して
先に進んでいく…と




「うわこの橋ボロボロだな」




ボロボロな吊り橋を見つけた。
吊り橋は今にも崩れ落ちそうで
普通なら怯えるだろうが
ソニックはひゅう、と口笛を鳴らした。




「Great！」
「ま、このくらいの崖余裕だよな」
「そういう事」




ソニックはボロボロな吊り橋を
音速で渡っていき、吊り橋は
壊れて川に落ちた。
そして先へと進むと…




「…！！見つけたぜ！！おいソニック！」




ポスターに写っていた例の花畑を見つける
事が出来た。
花畑に降りて花を1輪摘んで
香りを嗅ぐと自然に笑みがこぼれた。




「これならクリームも喜んでくれるぜ
あいつこう言う可愛い花よく似合うよな」
「花が似合うのはクリームだけじゃないぜ？」
「どういう…ん？」




ソニックはどういう事だと言いかけた
ナルの髪に一輪の花を
飾り、挿した。
ナルが手をやるとそこには
確かに1輪の花がそよいでいるのがわかった。





「お前にも良く似合うよナル」
「俺みたいな男みたいな女に？」
「It's beautiful」
「うめぇなお世辞が、んじゃある程度
摘んだら帰ろうぜー」



クスクス、と冗談と受け取り笑う
ナルにソニックは肩を竦めながらも
呟いた。




「冗談じゃないんだけどな」