学校でのエッグマン騒動の翌日…
両親、ナイツとルアはまた出発
る事となり名残惜しげにナルを
抱きしめた。



「ごめんなナル、また俺たち
行かなきゃ行けないんだ」
「仕事が山積みになってて…
もうすぐで貴方とまた一緒に
過ごせるから、ごめんねナル」
「気にすんなよ、俺はここで待ってるぜ
体に気をつけてな」




ナイツとルアは車に乗りまた戻って行った
そしてナルは両親を見送ると
チャックの部屋の窓へと飛んで行き
窓から入った。
チャックの部屋へ来ると
テイルスとエミーが迎えた。




「ナル、お父さんとお母さん
行っちゃったね…」
「離れてても俺たち親子は繋がってるから
寂しくもなんともないさ、お前らもいるしな
…ん？おいクリームたち外にいるぜ？」
「あら？ほんとだわ何してるのかしら」




ナルが指摘すると、エミーと
テイルスも窓からクリームとチーズを
見下ろした。
どうやらクリームとチーズは
花を積んでいるようだった




「落し物でもしたのかな？」
「花よ、花を詰んでるんだわ！」
「「ん？」」




花、というワードにナルとソニックが
反応し目線がかち合った
その間にもテイルスとエミーは会話を続ける




「花なら花壇に綺麗な花がいっぱい咲いてるよ？
なんで雑草みたいな花を積むわけ？
…あっ」




そこでテイルスは元の世界にいた時の
クリームを思い出した
クリームが花を積んでおり
声をかけると「花の冠をあんで
母親にあげるのだ」と笑っていた。




「もしかしてクリーム、」
「本当はお母さんが恋しいのね
でも我慢してるんだわ」
「……」




ナルはふと、チャックの部屋にあった
「Peace park」と書かれた字の後ろに
写った綺麗な花のポスターを目にやり……
あの花をクリームに積んできてやろうと考えた。
それはソニックもだったようで…




「よっしゃ！」
「I got it！！」

「あれ、ソニック？ナル？」




ポスターを手に取ると2人は飛び出していった。