そんな様子をニヤニヤと笑いながら
見ている物が1人




「そこじゃナックルズ！あの忌々しい
ハリネズミをぎゃふんとのしてしまえ！」




それは「静かに過ごしたい」と泣きついた
はずのエッグマンであった
彼はまんまとナックルズを騙して
ソニックを襲わせていたのだ




「そ、ソニック…ナル…！」
「もーナックルズの単細胞！」



その上エッグマンは
シルバーバレーへやってきたクリスと
テイルス、エミーをメカで捕らえていたのだ
クリスとエミーがソニックらの方へ
目を向けている間、テイルスはメカを
ドライバーでいじっておりクリスが問いかけた。




「テイルス、どうやったの？」
「ネジ、外しただけだよ？」
「持ち歩いてるんだ！」
「身だしなみだよ、さてとこの配線を…」
「もーイライラするわねどきなさいよ！！」
「わっ、ちょっと待って！！！」





しかし、ここで長く閉じ込められ
我慢ができなくなったエミーが
メカの中心部分に向けて
ハンマーを振り下ろした！
クリスらを閉じ込めていたメカは
爆発を起こして閉じ込めていたガラスの
檻が壊れた。




「ん？」
「あれは…」




その爆発音にソニックとナルが気がついた
ソニックがよそ見をしたその隙をナックルズが
見逃すわけがなく…




「うぉぉぉっ！！」
「っぐ！」
「っあ、おい！」



ソニックの横っ面にパンチが命中した。
そしてソニックは上へと飛ばされ視点が
高くなったおかげでようやく、エッグマンに
気がついた。



「壊すな！こら！やめろ！」

「「エッグマン！」」




エッグマンに気がついたソニックとナルは
エッグマンの元へと向かっていく
しかしまだ分かってないナックルズは
逃げるのか、と追いかけてきた。



「っあの単細胞め…」
「純粋というかなんというか」



そしてソニックエッグマンらの所へと向かい
メカの足を払い、メカを転ばせた。



「いてて…」
「おい大丈夫か？」
「ソニック！ナル！」
「おのれソニックに小娘！
E-47!フォームチェンジだ！」





エッグマンがそう指示をすると、
倒れていたメカは逆さになって立ち上がって
銃撃を仕掛けてきた。





「うぉっ！！っこの！」




ナルがパラループで空間に穴を開け、
銃撃を吸い込んでガードしていると
ナックルズが駆けつけてきた。



「これはソニックと俺の勝負だ！
邪魔をするなエッグマン！」



ここでエッグマンは騙していたと
言うことも忘れて怒りをぶつけた。



「なんだと！？元はと言えば貴様が
さっさとソニックを始末せんのが
悪いんじゃないか！」




そう怒鳴ると、エッグマンはメカを
泉の向こうへと移動させて
ソニックとナル、ナックルズに
向けてニヤリと笑った。