「…スー……」



翌日の昼頃…ナルは
クリス邸の屋根で眠っていた
ただ眠っているだけでは無い
彼女は夢の世界…「ナイト・ディメンション」
にて父親のナイツと会話を行っている
途中なのであった



「ふーん…ソニックにエッグマン？
そっち面白そうじゃんらいいなぁー
俺仕事だからまだそっちに帰れそうに
ないんだもんなぁ退屈しなさそう」
「退屈しないよ父さん、母さんどんな？」
「元気元気」



ふわふわ、とナイツはナイトメアンの
姿で浮きながらナルの話を
面白そうにして聞いていた。




「ナルが寂しくないなら安心したぜ
でも、無理はするなよ？女の子なんだから」
「分かってるって……あ、それそろ
夢から覚めそう」
「ん、じゃあまた今夜な」
「うん、またな父さん」





手を振るナイツ手を振り返すと夢から覚め、
ナルは背伸びをして目を開けて
屋根から降りてバルコニーへと降りた。




「Good morning、お目覚めかい？」
「おう、クリス達は？」
「あーそれがな」




ソニックが話すには、どうやら
テレビの「シルバーバレー」での
電波障害を聞きカオスエメラルドと
関連があるのではとシルバーバレーに
向かったとの事。




「3人だけで？チャックは」
「タナカって奴に捕まって
休むように言われたぜ」
「…じゃあ電車でいったのか？
大丈夫なのかな」



…………………………………………………………………
ナルが心配していたその頃…




「すごく大きなぬいぐるみ！」
「どこで売ってるのかしら！」




クリス、テイルス、エミーは
電車でシルバーバレーに向かっていた
だがテイルスとエミーはそのまま
歩いたりすると目立つのでぬいぐるみの
振りをして乗っていたのだが乗客
全員の視線を浴びていた。




「うぅ、みんな見てるよ…」
「でも案外誤魔化せるでしょ？」
「喋らないでよ！」
「えーん目が乾いて来ちゃった……痛っ、！？」




その時、エミーの耳を女の子が引っ張った。




「かわいー！こんなの欲しい！」
「(クソガキめ〜…触るなっつーの！
私に触っていいのはソニックと
ナルだけよ！)」




耳を引っ張る女の子に怒りを
覚えたエミーは女の子を蹴り飛ばし
女の子は何が起こったか分からずに
泣き出した。




「(全くマナーのなってないガキね！)」