そしてそんな事態が起こっていることを
知らないクリスは学校で授業を受けていた



「で、あるから答えは…」




授業を進めているのは担任のスチュアート先生
…彼はただの先生ではない、ソニックらを
調べるために潜入したスパイである




「…！」
「どうかしたのクリス？」




飛行機の音でふと窓を見たクリスは
どこかへ飛んでゆくトルネード号を目にし、
席から立ち上がった。




「どうしたの？クリス」
「あ、いや…先生！ちょっと
大事な用事を思い出して！」
「あ、おいクリス！！」



クリスが慌てて出ていくのを確認すると
スチュアート先生も用事を思い出したと
言い出し車で出ていった。
クリスはローラースケートでトルネード号を
追いかけ、先生はそのあとを車で追いかける。





「西ジングル街だな！だったら！」




同時刻…テイルスとエミーがようやく
ナルとソニックの元へと
たどり着いていた。




「あ、来た来た」
「やっと来たか！待ちくたびれたぜ」
「ソニックー！ナルー！あっちよー！」
「こっち行った方が早いか！！」
「おう、行こうぜ」




ソニックとナルは足早に
西ジングル街の方へと向かっていった…
そしてその頃西ジングル街、エメラルドが
発掘された現場ではテレビ局の車やら
野次馬が集まってきていた




「…ん？あれはなんだ？ 」
「え？何？」



ふと、その中の1人…カメラマンが
空に浮かぶこちらへ近づく影に気がついた
よーく目を逸らすと、向かってきていたのは…



「ど、Dr.エッグマンだ！！」



その言葉に街の人々はパニックになり逃げ出した
そんな騒動にソニックとナルは
何かあったらしいと気が付きなぜ人々が
逃げるのかと視線を向ける。



「何かあったのか？」
「あ、おいソニックあれあれ」
「ん？」



視線を向けると、そこにはエッグマンの姿…




「ははーん！！エッグマンもカオスエメラルドを
狙ってきたんだな！！」
「やはり誰しも宝石には目がないってか」
「そういう事だな、行こうぜナル！」
「OK！」



ソニックとナルはエッグマンの
姿を確認すると彼の方へと近づいていき
エッグマンもその姿に気がついた。



「ん！？またしてもソニックとあの小娘か！
E-11！カオスエメラルドは後回しじゃ！
先にソニックとあの小娘をやっつけるんじゃ！」




命令されたメカは真っ直ぐに
ナルとソニックの元へと向かっていく！！
ソニックとナルはメカに突撃して行ったが…と



ガッ！！




「うわあぁっ！？」
「ソニック！！」



ソニックはメカに弾かれ飛ばされた。
そしてそこから何度も弾かれ
まるでボールのようにヘディングして
扱った。




「俺はボールじゃないぞ！！」
「この！俺を忘れちゃいねぇか！！？」




ナルが突進していき
ドリルダッシュを繰り出そうとするが…



「うわっ、と！！」



咄嗟にメカが同じように突っ込んでいき
咄嗟に避ける。
その様子を見たテイルスが
ソニックにリングを渡し
スピンアタックをさせようと考える。




「エミー！ソニックにリングを！ 」
「OK！行くわよ！せーの！！」



エミーがテイルスからリングを
受け取って投げ渡そうと考えたが…



「all right！！あっ！！No wey！！」



ギリギリの取り落としてしまった。




「あ！！おいおーい！！届いてねぇぞ！！」
「エミー…」
「ごめんごめん…」