カオスの騒動から時間が過ぎ‥
ナルとリオーレの両親が
仕事が落ち着き、ようやく家へ帰ってきた
両親が帰ってきたことで
また家族が揃いナルとりオーレは
穏やかな日常を過ごしていた‥



「カオスの騒動のニュースも
ようやく落ち着いてきたな」
「まだ復興に時間かかりそうだな」



ずず、とコーヒーをすすりながら
リアラとナイツがテレビを見ながら会話をする
朝食の皿の片付けを終えた母、ルアが
その会話に混じってきた



「それはそうと、ナルもリオーレも
無理しすぎよ？‥カオスの騒動にも
カオスコントロールの騒動にも
いたじゃない」
「じっとしていられなくて」
「でもリオーレもナルもまだ
子供なんだから無理は‥‥ん、え？」




アイがそう会話をしながらテレビに目を移し‥
驚愕に目を見開いた。





「？アイ叔母さん？」
「母さんどした？」
「‥ねぇこれ、ソニックじゃない？」
「は？」




その言葉にナルとリオーレが
テレビに目を移し‥驚きに目を見開いた




『臨時ニュースをお送りします
つい先程、国立美術館に展示されていた
カオスエメラルドが何者かに盗まれるという
事件が起きました、これは国立美術館の
赤外線カメラが捉えた犯人の映像です』




そして移された犯人の映像、それは‥
針を持つハリネズミ‥
まさしく、ソニックだった




「「ソニック！？」」
『当局はソニック・ザ・ヘッジホッグが
犯人との見解を示しました
犯人はGUNのガードロボを次々に
破壊し‥』
「‥こ、んな馬鹿な事があるわけ‥」





ナルがそう呟いたその時





「(シャドウ！！！)」

「っう！？なん、マリア‥！？」




突如ナルの頭の中に
マリアの声が響き、ナルは
頭を抱え蹲り、リオーレや
両親が心配した





「ナル！？どうした！？」
「ナル！？」





彼らの心配を他所に、ナルは
自分の中にいる「マリア」と会話をしだす




「なんだよ、シャドウって‥お前が言ってた‥」
「(あの影、姿！シャドウよ！！
シャドウがどうしてこんな事を‥
お願いナル、シャドウを探して！)」
「‥‥‥‥わかった」




ナルはマリアの願いを聞きいれ、
立ち上がると窓から飛び出した。





「ナル！！どこへ行く！！」
「ソニック達を探してくる！！」
「まてナル！！俺も行く！！」





彼女の後をリオーレも追いかけていった‥