その頃エミーは、リリィに向かい話していた


「ねぇリリィ、以心伝心で知ってる？
大切な人を思う気持ちは必ず伝わるのよ
月の光が風と合わさるようにね…
…ソニック…ナル…」



そう話していると牢屋が開き
ガンマが現れた。




「コトリ ワタセ」
「嫌よ！リリィは渡さないわ絶対に！」
「ナゼダ」
「なぜだも何だもないわ！
じゃあ聞くけどこの子に何するつもり！？
まぁ手厚くもてなしてはくれないでしょうけど！？」
「ジョウホウ ナシ」
「知らないの！？ねぇ…お願い助けて！
少しでもこの子を可哀想だと思うなら！」




エミーの言葉にガンマは冷たく返した




「リカイフノウ
ナゼ、カンケイナイモノノタメニ
イッショウケンメイニナレルノカ
リカイフノウ」
「そうか、エッグマンはそんな事
教えてくれないんだ…
…あっ、リリィ！？」





その時、小鳥のリリィが飛び出し
ガンマに向けて鳴き声を何度も聞かせた
…まるで何か話しているように
何かを訴えかけているように…
それを聞いたガンマは頭を抱えた




「…アタマガイタイ…」
「どうしたの？」
「…ニゲロ」
「え！？」




ガンマは檻を壊すとエミーに訴える




「ハヤク ニゲロ ココハ ニゲロ
ココハ キケン ハヤク」
「…貴方、他のエッグマンの
メカとは違うみたい
もし貴方が本当は悪い人では
ないのなら…次会った時は
友達として会いましょ！」





エミーはそう伝えるとガンマを
残して去っていった。





「…トモダチ…」