ジリリリン…ジリリリン…



「はいはい、はいはーいっと」



けたたましくなる電話にナルは
急いで電話の元へ駆けつけると
受話器を取った。




『もしもし、ナル？』
「あ、父さん！」



電話の相手は父であるナイツであった
娘の変わりない声を聞いたナイツは
柔らかな物腰の声で話す。




『どうだ？なんちゃって一人暮らしは
慣れたかい？まぁ一人じゃないか』
「んー、楽しいぜ！それに愉快な
住民も増えたしな」
『愉快な住民？誰だそりゃ』
「それは会った時のお楽しみってことで
父さんと母さんは元気？」
『元気元気、でもお前が心配でさ』



相変わらず心配性だなぁと思いながら
ナルはクスクスと笑う。




「俺なら大丈夫だって、な？」
『そうは言われても一人娘
1人じゃあ‥』
『ナイツは過保護すぎるのよ、
隣の人達もいるし、遠くに住んでる
リアラ達ももうすぐ近くに引っ越して
来るでしょ？』
『うーん‥』
「じゃあ切るからな、ばいばーい」




ぴ、と電話を切るとナルは
ソファに腰かけてテレビをつける
すると…テレビに妙なものが映った
太った体と顔に特徴的な髭
そしてサングラスをつけた男が
「エッグマン帝国」を作るなどと
話し始めたのだ





『わしは今からここにエッグマン帝国を
築き上げる！この世界は今から
Dr.エッグマンの物となるのだ！』
「何言ってんだ…」




変なやつが現れた、と思いつつも
##NAME1 ##は隣のクリス宅へと行く、
するとすぐにクリスとテイルス
クリームにチャックが出迎えた




「ナル！大変なんだよ今街で！」
「変なじじいが暴れてる、ってんだろ？
だから俺はその現場に行くぜ！」
「え、ナル！危ないよ！
ソニックと合流してから…」
「あいつならこの騒ぎ聞きつけて来るだろ？」




早速飛んでいこうとするナルを
クリスが止めるが、ナルは
聞く気はないようだ






「大丈夫ですよ！ソニックさんならきっと駆けつけれくれます！」
「クリーム…」
「僕も行くよ！エッグマンの思い通りにさせてやるもんか！」
「クリスはどうするんじゃ？」



チャックのその問いにクリスは頷く



「…分かった…行く！僕も行くよ！
テイルス！僕も君の飛行機に乗せて」
「お安いご用さ！」
「じゃあ行くぜ」